国王がついた嘘 (ハーレクイン・ロマンス 2834 地中海で恋して 6)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596128348

作品紹介・あらすじ

私はサンタ・クリストベル王国の王妃になる。カーロッタは信じられなかった。けれど次期国王のロドリゲスと、サンティナ王国のプリンセスとの結婚は、祖国の発展には避けられない。本当は妹が彼と婚約し、すぐにも嫁ぐはずだった。だが妹はインドのマハラジャのもとへ逃げだしてしまった。カーロッタは身代わりでロドリゲスと婚約し、彼の国にやってきた。ロドリゲスは入院中の現国王から王位を継ぐため、結婚を急いでいる。そう、これは両国にとって重要な縁組。たとえ政略結婚であっても。それなりの身分で、世継ぎを産めるなら誰でもいいと考える男性に、カーロッタは我が身を捧げるほかなかった…。

感想・レビュー・書評

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  • お面白くて、一挙に読めました。
    隣国の王位継承者である王子の婚約者であった妹が他の男性と駆け落ちしてしまい、その身代わりとして強制的に彼と結婚しなければならなくなった王女カーロッタ。

    カーロッタには5歳になる息子ルカがいます。
    「王家初の婚外子」とマスコミにスキャンダラスに騒がれた幼い息子を彼女は自分が守らなければならないと一途に思い詰めていました。
    そんな彼女の前に降って湧いた結婚話。王族、王女として自分もいつかは政略結婚して国の役に立てると信じていたカーロッタですが、未婚のまま出産したことで、その夢は消えてしまいました。
    しかし、思いがけない形で、その「義務」を果たせることになり―。

    一方、相手側の王子ロドリゲスは妻となる女性は後継者を生んでくれさえすれば誰でも良いと考えています。彼がそのような突き放した考え方をするようになったのは、辛く孤独な生い立ちが原因でした。それでも、彼がルカを義理の息子として受け容れてくれたことに、カーロッタは心から安堵と感謝を憶えるのでした。
    ひとめ見た瞬間から感じるものがあった二人はやがて強く惹かれ合うようになります。

    それぞれに過去にトラウマを抱えた孤独なヒーローヒロインが出逢い、ぶつかり合いながらも互いを少しずつ理解しあい、愛を見つけるまでの物語りです。
    カーロッタ、ロドリゲスともに「仮面」を被っている―見せかけの姿を必死で装いつつも、内面には傷つきやすく脆く、そして誠実で優しい素顔を持っているところに非常に好感が持てました。
    図書館で借りた本ですが、ほぼ一晩で読了するほど、息をもつかせない展開で、読み応えがありました。

  • 駆け落ちした妹のかわりに妹の元婚約者のヒーローと結婚することになったヒロイン(未婚だが子持ち)が、ヒーローの国に行ってからのアレコレ。ヒーローは主にヒロインの息子にツンデレていたように思える。挙げ句にヒロインの息子に継承権を与えて、ヒロインには結婚しなくてもいいとか、非常に判りづらく誤解されてもしょうがない行動に出て、そりゃ、ヒロインは困惑するよなっていう話。

  • おまけして☆3
    こんなロイヤルファミリー嫌だな…
    今回に限らず、このシリーズ全般的に。

    ヒロインに惚れてからのヒーローはいいんだけど
    正直、このヒロインのどこにあんなに即効恋に落ちたのか疑問で
    ずっと話に入りこめなかった。

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