- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620108322
感想・レビュー・書評
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本の帯に「最後にとどめなく涙がこぼれ出た」とあったが、その通りでした。泣けました!
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ラストのエピソードで、はじめからの不可解な物語が全て繋がって、目の奥が熱くなりました。そして題名の訳も、ああ、という気持ちです。読み終わって、読んでよかったという満足感に浸ってます。
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人とは、何かを突き詰めれば、一人で生まれ、一人でで旅立つものなんだと改めて再認識した。
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定年を迎えた主人公が送別会後の帰宅の地下鉄の中で倒れ病院のICUで生死の淵を彷徨う。初めは主人公を取り巻く今や会社の社長にまで上り詰めた親友である元同僚や妻や娘婿たちがその主人公に向けての心情を語る物語なのかと思ったが次第に生死を彷徨う主人公の頭の中で過去とも夢とも知れぬお話になっていき、それに登場する謎の女性とおもかげという題名がぴったり合わさった時、私の涙腺は崩壊した。
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流石浅田さん。
泣かせます。 -
2018/01/12-
2019/06/13-07/02
今66歳の高齢者です。長く生きるとそれなりの経験を積み、登場人物に自分の姿を映し出す。何年振りだろう。本を閉じて涙を流すのは。浅田次郎の作品の中でも一番好きな作品です。