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- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622070139
作品紹介・あらすじ
現代世界に向けたアーレントの"理解への衝動"とはいかなるものであったか。「人類とテロル」「全体主義の本性について」「画一主義の脅威」はじめ、"現在性の思考"の軌跡を編んだ19篇。
感想・レビュー・書評
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アーレント政治思想集成〈2〉理解と政治
(和書)2012年02月21日 20:36
ハンナ アーレント みすず書房 2002年11月
とても良かった。昔読んだ本の中で柄谷行人さんがヒットラーとナザレのイエスについて触れていたところがあり、この本についてだったかな?と思い出したが思い違いかも知れない。
哲学-単独性
政治-複数性
「全体主義の本性について」
・・・単独であることは見棄てられた孤独な状態ではないが容易に見棄てられた孤独な状態になりうるし、さらにもっと容易にそれと混合される。人びとが見棄てられた状態の絶望的困窮から脱して単独であることのなかに逃れ、自分自身の交わりのなかに逃れる強さを見いだし、そうすることによって自分を他の人びとへとつなげる結び目の裂け目を繕うということほど、難しくまれなことはない。・・・
「近年のヨーロッパ哲学思想における政治への関心」
・・・純粋な対話というこの関係性は、他の何よりも思考-単独性における自ら自身との対話-という〔そのひと〕独自の経験に近い。・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示
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