批評と真実

  • みすず書房
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622072355

作品紹介・あらすじ

本書はただ単に、期限切れの論争に打たれた終止符であるだけでなく、解釈の核心問題とのかかわりにおいて、われわれの文化に起こっている本質的な変容に光をあてた著作である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いろんな批評があるというのが自明ではなかった時代。まだ場所によっては、あるのかもしれないんだけど、古典主義と新しいものについて、批評を軸にして書かれている。批評理論などに触れて、多様な視点による批評を当たり前だと思っていても、やはりその多様さって世界に一つだけのナントカの延長線で無原則なのか?みたいな部分にもアンサーがあり、ぼんやりとした想いに、輪郭が見えた感じ。より確信的に楽しく読書するきっかけになる本だともいえる。

  • 2009/9/19図書館で借りる
    2009/

    ?
    もっともらしい批評家
    客観性
    趣味
    明快さ
    象徴不能症

    ?
    「注釈」の危機
    複数性の言語
    文学の科学
    批評
    読書

  •  批判の背景にあるもの、というよりも、批判をする上で必要な基礎的要件の必要性を訴え、身に着けようと叫んでいる本。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

(Roland Barthes)
1915-1980。フランスの批評家・思想家。1953年に『零度のエクリチュール』を出版して以来、現代思想にかぎりない影響を与えつづけた。1975年に彼自身が分類した位相によれば、(1)サルトル、マルクス、ブレヒトの読解をつうじて生まれた演劇論、『現代社会の神話(ミトロジー)』(2)ソシュールの読解をつうじて生まれた『記号学の原理』『モードの体系』(3)ソレルス、クリテヴァ、デリダ、ラカンの読解をつうじて生まれた『S/Z』『サド、フーリエ、ロヨラ』『記号の国』(4)ニーチェの読解をつうじて生まれた『テクストの快楽』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』などの著作がある。そして『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』を出版したが、その直後、1980年2月25日に交通事故に遭い、3月26日に亡くなった。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『ロラン・バルト 喪の日記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロラン・バルトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×