12人のカウンセラーが語る12の物語

  • ミネルヴァ書房
4.12
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本棚登録 : 49
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623058181

作品紹介・あらすじ

若者は今どのような困難に直面しているのか。キャンパスと病院を舞台にした青年期の物語。

感想・レビュー・書評

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  • カウンセリングの事例研究とか成功例とかではなく、
    クライアントの方とのやりとりの間で
    カウンセラーがどんなことを感じているか、
    12人の方が物語調で語ってくださる内容でした。

    心理学を専攻していると、
    「心が読めるんでしょ?」といわれる事が多々ありますが
    もしそんな風に思う方がいたら、
    ぜひ読んでいただきたい一冊です。

  • 事例集や事例発表よりも、
    カウンセラーが迷ったり疲れたり悩んだりしている様子が
    ストレートに書かれています。
    臨床心理士として、
    さらにがんばろうと思えます。
    それ以外にも、クライエントに対する姿勢や、
    言葉を選ぶプロセスなどとても勉強になります。
    臨床心理士みんなにおすすめしたい作品です。

  • カウンセラーが語る事例小説。プライバシーの問題があり、なかなか事例が公開できず、カウンセリングの実態やカウンセラーの葛藤をなんとか伝えたいと試みたもの。
    感想としてはカウンセラーも悩む人間なのだと改めて思った。
    フロイトが自分のことを科学者でなく文学者と言ったそうである。心理療法は言葉を使った芸術に近いという著者の言葉が印象的だった。

  • 人がこの世に存在し、生きていくことは、奇跡なのだと思う。時に、何かにつまづいたり立ち止まったりすることがあっても、その時に、そっと寄り添って「一人じゃない」ことを実感させてくれるのが、カウンセラーなのだと理解した。人は、つまづき立ち止まるものである、という気づき。そして、その時、「一人じゃない」という実感が何よりの「力」になっていく(こともある)のだろう。「最後の砦」。それだけに、彼らの消耗も、行間から伝わる。魅力的な12の「物語」である。

  • 913.68

  • 問題解決的になっていた、自分のやり方に気づかせてくれた本。
    クライエントさんの苦しみや痛みは本人にしか分からないかもしれないが、分かりたいと思うことの大切さ。
    読中は、海をプカプカと浮いている印象だった。
    温かいものが、身体の中を流れた。
    嗚咽もした。

  • 和図書 913.6/Su34
    資料ID 20101032992

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著者プロフィール

京都大学学生総合支援センター教授(カウンセリングルーム室長) 教育学博士(京都大学) 臨床心理士 略 歴 一九六一年 神戸市生まれ。 京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。 大谷大学文学部専任講師、京都大学保健管理センター講師、京都大学カウンセリングセンター講師を経て現職。 主な著書 『技芸としてのカウンセリング入門』創元社 二〇一二年 『12人のカウンセラーが語る12の物語』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇一〇年 『統合的アプローチによる心理援助』金剛出版 二〇〇九年 『大学生がカウンセリングを求めるとき』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇〇〇年 『臨床心理学入門』(共編)培風館 一九九八年 主な訳書 『心理療法家の言葉の技術 第二版』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇一四年 『説得と治療:心理療法の共通要因』(ジェローム・フランク&ジュリア・フランク著)金剛出版 二〇〇七年 『心理療法の統合を求めて』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇〇二年

「2018年 『SNSカウンセリング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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