マジカルプランツ 食虫植物・多肉植物・ティランジアをおしゃれに楽しむ

著者 :
  • 山と渓谷社
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本棚登録 : 78
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635580328

作品紹介・あらすじ

イメージ豊かな変わり種観葉植物「マジカルプランツ」。かわいくて、ちょっと不思議で、とってもおしゃれ。観葉植物のニュースタンダード。日常を変えてくれる個性派植物たちとの暮らし。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画「タニクちゃん」を見て、そそられた一冊。みんな食べてる多肉植物の項で挙げられていたアロエ。そうか!多肉植物だったのか、と。他にアイスプラント、グラパラリーフは食べてみたことあり。食虫植物食べてみた、はなかなか食欲がそそられず、チャレンジ精神には頭が下がります。多肉植物の寄せ植えやアレンジメントは美しくて見てて飽きず、でした。

  • 食虫植物は恐ろしげなものと思われているけど、厳しい環境に適応した結果であって、必ずしも虫を食べないと生きられないというわけじゃないらしい。こういった生き物が存在するというのも不思議なことだけど、それに魅了されて人生を注ぐような人がいる、ということも同じくらい不思議に思えた。アレンジメントが綺麗だった。

  • 植物の紹介というより、デコレーションの絵面ばかり。
    ちょっと個性のある植物達だけに、インテリアとしての植え付けを紹介するのは仕方のない事かもしれませんが、それが果たして本当に植物達のためになっているのでしょうか?

  • 食虫植物や多肉植物などの本。

    エアプランツ(ティランジア)についても書いてあります。
    わが家にエアプランツがあるので、興味深く読みました。
    というか、写真が多いので、ページをめっくているだけでも楽しいです。

  • 食虫植物。
    いちおう、「マジカルプランツ」という呼び名を付けてるらしいけど、本文中では普通に「食虫植物」表記でちょっと笑った。ブレてない。…いや、ブレてる?

    でも、ホントに食虫植物、多肉植物が好きなんだな、とわかる。読んですぐわかる。
    「愛」が伝わってくる。「熱」が。
    その理念、思想(なーんて言うと大げさすぎ?)は、時に感動的ですらある。


    子どもの頃オジギソウに心踊らされたことがある人は共感できるかも。生き物って不思議だ。
    関係ないが、知り合いの虫好きに試しに聞いたら食虫植物もやっぱり好きで、おかしかった。

  • これは、楽しい本です! 美しい本です! そして、恐い本です!
    「マジカルプランツ」とは「食虫植物」のこと…
    食虫植物とどのようにして出逢ったらいいか、どのようにして
    つきあったらいいか…丁寧に書かれています。

    で、何より美しい…ページを開くたびにあらわれる写真に、
    まるで宇宙に放り込まれたような浮遊感さえ味わえます。
    「マジカルプランツ」とは、著者の造語であるようですが、
    まさに「マジカル」な世界が展開しているのです。

    おしゃれで、美しくて、楽しい…ホント素敵な入門書なんです!
    でも、世間には、そんな本はいっぱいある…借りもののネタを
    並べても、そうした本はできるでしょう。
    でも、本書は、そんなところにとどまらない…

    そこが、すごくて、恐いところなんです!
    一本、筋がピシッと通ってる…著者の理念がしっかりと
    全編を通じてあるんです。もしかしたら、こうした本には
    そぐわなかもしれない…でも著者は、あえて突き通してる!

    長い引用になりますが…「はじめに」では…

    ー食虫植物は他の植物との生存競争の中、貧栄養の地で育つことを
     余儀なくされました。そしてそんな土地に適応するために
     からだの一部をトラップ(罠)に変え、己の姿を
     変えることで補虫という能力を身につけました。食虫植物には、
     野性的な美しさ、儚さがあります。これをきれいな鉢に植え、
     おしゃれに仕立てることで、独特の世界を創造することが
     できるのです。

    食虫植物の魅力を「儚さ」と云う…それが美しいと云ってる…
    ここがすごいです! 「儚」って「人」の「夢」と書くでしょ?
    これこそが、著者の云う食虫植物の魅力なんです。
    さらに、「あとがき」では、こんなふうに述べてます。

    ー本来、園芸は植物を思うままに矯正してゆくサディスティックな
     もので、人間的かつ芸術的(破壊・創造的)な、業深いものだと
     思います。植物をよい状態にはしたいけれども、そこは私の
     エゴだということも忘れたくない。ただし、植物は
     私のエゴをものともしないほど、複雑で謎に満ちている。
     つまり、ままならぬことを教えてくれます。
     生きてるだけでもままならないことの連続で、自分の無力さを
     繰り返し痛感させられる。でも、だからこそ、なんです。

    著者は、食虫植物を通じ、人が生きてあることの深淵を
    かい間見てる…どうですか? 恐いでしょ?
    この本は、食虫植物のみならず、人の世が、いや宇宙までもが、
    「マジカル」であることを思わせてくれるんです。

    なんだか、ボク…めちゃくちゃに感動しました!

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著者プロフィール

食虫植物愛好家/文筆家。1978年東京都生まれ。
著書に『大好き、食虫植物。』(星野映里名義:水曜社)『マジカルプランツ』(山と渓谷社)『月の光で野菜を育てる』
(永田洋子氏との共著/VNC)『奇想 食虫植物小説集 疾走! ハエトリくん 他二篇』(ヤマケイ&インプレスクイックブック)など。
「タモリ倶楽部」「中川翔子のマニア☆まにある」「ワケありレッドゾーン」などTV・ラジオ、イベント出演など多数。
【著者ブログ】「革命的植物宣言」

「2014年 『私、食虫植物の奴隷です。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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