- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641123311
作品紹介・あらすじ
具体的でおもしろく、政治学研究の今日的水準もカバーしたテキスト。大学で基礎科目・専門科目として「政治学」「政治学概論」などを学ぶ学生のため、体系性に配慮し、国際政治学や行政学など各論領域への展望をつけられるよう工夫した。
感想・レビュー・書評
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【メモ】
・〈有斐閣アルマ〉という教科書シリーズの一冊。
・初版は1998年、第2版 2003年。第3版 2007年。第4版 2012年。
・新刊を読むなら、そろそろ〈有斐閣ストゥディア〉の入門書を選ぶべきかも。
【書誌情報】
『現代政治学 第3版』
著者:
加茂利男 (立命館大学教授)
大西仁 (東北大学教授)
石田徹 (龍谷大学教授)
伊藤恭彦 (静岡大学教授)
シリーズ:有斐閣アルマ Basic
発行日:2007年09月発売
版型:四六判並製カバー付, 292ページ
定価:1,944円(本体 1,800円)
ISBN:978-4-641-12331-1
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現代政治学 第3版 (有斐閣アルマ)
なんとなくで理解している、政治情勢を学問的に解説している本。単語単語の理解は深まった気がするけど、全体論の理解は結局印象に残らなかったかも。。 -
政治学の専門書っていうよりは、政治学のあり方について述べた本
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政治学が大学において独立した学部として成立せず、経済学、社会学、法学と結びついて初めて一つの学問領域となることを知り、教育学における高等教育に似ていると感じた。
高等教育研究においては教育学を基本としながら社会学、経営学、政治学を混合した手法で研究を行うものであると認識していたため、政治学についての見識を広めようと本書を取った。
政治学においても他の学問領域によるキメラであるという気付きが本書を読んでの一番の収穫であると思った。また、政治学という分野に深く興味を覚えたため、今後も読み進めていきたいと思う。 -
国際政治の地殻変動は武力の政治的役割の低下という現象に表れている。
国際政治で最後には軍事力がものをいうという考えは現代の人間の意識にも根強く残っている。
国際政治体系
1.BOP
2.二極システム
3.普遍的システム
4.ヒエラルキーシステム
5.核拡散システム
政策科学は、政策過程を分析する学問であり、他方で実際に政策を形成する場合に必要とされる知識を扱う学問である。
グローバルな政治意識をコスモポリタニズムと呼ぶ。
現代の国際政治:
1.国際政治における主要なアクターが諸国家に限られなくなったために、国際政治が展開される場も政府間関係にとどまらず、いろんな種類の経路を通じて行われるようになった。
2.国際政治におけるもっとも重要な争点は安全の問題とは限らなくなった。
3.国さ政治におけるもっとも有効な手段が武力とは限らなくなった。 -
やや難解だが、切り口はいいと思う。
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政治学の入門書として、何度も読みました。
割と広い範囲をカバーしてくれていて、とりあえず概要を知るにはいいと思う。
わかりやすいし、これから政治学を勉強したい人や、政治に興味のある人にはおすすめです。 -
20世紀あたりの政治学の問題意識を分かりやすく紹介している本。
導入には悪くないと思う。
興味をもった分野については、章末にある参考文献にあたることで、
より深い知識を得られると思う。
まあ、参考文献は政治学を専門でやる人が読めばいいけど。 -
政治学って何?という点に、非常に分かりやすく答えてくれる1冊。
まさに、The 教科書といった感じの本で網羅的である。その一方で、個々の記述に、飽きることなくスッと読む事が出来る。
また、政治学の体系を何となくつかむことが出来る点でも面白い。
全体を一読した後、各章の専門書を通読しながらこっちに戻ってくる。そんな感じで読んでいって初めて自分のものになっていくだろう。
それと面白いな、と思うのは各章ごとで出典がまとめられているが、そこをさらっていくだけで、古典から名著、最近の有名書までしっかりと網羅できる点である。
ところで、全く関係ないが、やっぱり政治学は社会学の一分野なのかなー、という考えが一層深まった。政治学を単独の学問として見るのにちょっと違和感を感じる。。 -
▼2009/02/15購入@堀之内ブックオフ