石田三成伝

著者 :
  • 吉川弘文館
4.20
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642029346

作品紹介・あらすじ

豊臣政権を五奉行の一人として支えた石田三成。「三献茶」や嶋左近の召し抱えなど多くの挿話によって語られてきた「実務に優れた青白きインテリ」像を超えて、三成関係の一次史料を丹念に読み解きながらその生涯を明らかにする。江戸時代、徳川家康に刃向かった逆賊として貶められた人物像が形成された過程にも触れつつ実像に迫る、三成伝の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • どうしても良いイメージを持たれない石田三成を一次史料に基づいて、その実像に迫ろうという本。学術的ではあるが、読み物としても充分面白い。たいがい、負けた方が美化されることが多い日本の歴史上の人物の中で、ほんとうに三成は評価されないように感じるが、一次史料にあたることで、三成のナマの人生が見えてくるようで、もう少し彼のことを知りたくなった。

  • 2017.1.2 アマゾン 一次史料重視、現代語約付きの書状。江戸時代以来の有名エピソードにも最後に触れられている。

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著者プロフィール

1958年、福岡県生まれ。1985年、九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授 ※2022年8月現在
【主要著書】『豊臣政権の対外侵略と太閤検地』(校倉書房、1996年)、『文禄・慶長の役』(吉川弘文館、2008年)、『石田三成伝』(吉川弘文館、2017年)、『太閤検地』(中央公論新社、2019年)

「2022年 『黒田孝高』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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