- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652006115
感想・レビュー・書評
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この本は、ほっぺプニプニマンさんから紹介されました。
こそあどの森、ウニマルという家に住んでいる、人づきあいの苦手な男の子、スキッパーのもとに、一緒に住んでいて、今は南の島に出かけている、博物学のおばさん、バーバさんから、冬の日に、小包が届きます。それは、木の実が20こほどに、手紙がついていたのですが、郵便配達のドーモさんの失敗で、木の実の料理法が書いてある手紙がぬれてしまい、わからなくなってしまいます。
あまいにおい、と、〜 さんにたずねるとわかるでしょう、というのが、手紙のキーポイントです。
それから、スキッパーのこれまでの、ひとりでくらしてきた、静かな生活が変わります。木の実の料理法をたずねに、こそあどの森の住人達に会いに行くのです……。
はじめは、人と話すことがにがてだったスキッパーが、人々に会いに行くたびに、あたたかくむかえられ、しだいに変わっていきます。そして、こそあどの森の人達は、とてもユニークな家に住んでいて、人柄も個性的です。作者の描く、さし絵がすてきで、ワクワク、ほのぼのします。
スキッパーの読む本も、きのこの本から、冒険の物語など、人間の出てくる本を読むようになり、今まで化石を見て想像する世界に、この森で会った人達が、登場するようになります。
誰に聞いても、木の実、ポアポアの料理法はわかりませんでしたが、春になるころ、10こほどの木の実から、芽が出てきます。(たずねた人達に、木の実をあげたので、10こにへったのですね。)
そうすると、こそあどの森のみんなが、芽が出たポアポアを持って、スキッパーをたずねてきます。
スキッパーは、自分がわらっているのに気がつきました。どうしてわらっているんだろう。わらわないでおこうと思っても、なんだかうれしさがこみあげてきて、どうしても顔がわらってしまいます。
、、、私も思わず笑顔がこぼれる、心うたれるシーンです。
その後、みんなで木の実を土にうえ、花がさいて実ができます。その実があまいにおいを出すころ、それをつみとってジャムにします。ジャムの作りかたは、ポットさんのおくさんのトマトさんにたずねるとわかりました。そのジャムの特別な料理法が、とってもステキなのです!ぜひこの本をごらんになってください。とびきりの笑顔になれます!
ほっぺプニプニマンさん、とても素晴らしい本を紹介してくれて、どうもありがとう!
りまの
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なんてよくできていて、幸せに満ちたお話なんでしょう!自分の子供時代に出会っていたら、どんなにこの本が思い出になり、拠り所となったことか!
1人が好きで、バーバさん以外の人に心を許したことのないスキッパー。
でも、木の実のせいで森の人たちと少しずつ関わっていくうちに、読む本が変わっていくんです。きのこの標本ばかり読んでいたのに、人間の出てくる物語を読むようになる。みんなにお茶をいれてあげたくなる…
素敵な人に囲まれて暮らすということの幸せを、つくづく教えてもらえる物語です。 -
人とつながることって楽しい。内向的で、1人でゆっくりお茶を飲んだり本をよんだり空想するのが好きなスキッパーが、届いた手紙がぬれてしまったハプニングから、少しずつまわりに住んでいるこそあどの森の住人たちとつながりを持っていきます。そのうちスキッパーの生活にある変化が。人とつながることのあたたかさが沁みるおはなし。こそあどの森に住む住人たちの住まいの間取り図もとっても楽しい。みんな生活を楽しんでいる様子が伝わってきて、もっとこのシリーズが読みたくなります。小学3年生ぐらいから、大人まで。
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岡田さんの本面白い^_^
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ずっと読みたかったシリーズ。少しずつ読んでいきたい。森の住人たちの家、面白い。
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【あらすじ】
こそあどの森に雪が積もっています。学者のバーバさんは南の島からスキッパーに小包を送りました。ポアポアの実。でも料理法がわかりません。人間嫌いのスキッパーは次の日大決心をしてお料理上手のトマトさんを訪ねました。
『こそあどの森シリーズ』、いつの間にか12巻も出ていたんですね。小学生のときに読んだのが印象に残っており、最初から読み直そうと思って図書館で借りてきました。当時は確か5巻ぐらいしかなかったはず…
「嫌だ嫌だ」と思っていることって、何かのきっかけで仕方なくやってみたら、案外楽に進むものだと思います。最初の一歩が難しくて勇気がいるんですよね。日々こなしている仕事でも、よく考えることです。世の中そんなものなんだなと思います。
児童書の内容は、変にひねくれてなくてストレートに「良い話」であることが多くて好きです。 -
小さい頃に読んで今でも好きだっていう本、たくさんあるよね。これは雰囲気がたまらなくイイです。主人公に届いた、親からの手紙の文末がすき。
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2015年1月12日
こそあどの森の1冊目
登場人物や家の様子がよくわかる。文章力プラス図工の先生だからストレートにイメージを受け取れる。
スキッパーの自閉的性格がゆるやかに溶け出す森の住人の温かさがすてきです。
不思議の木の実をみんなでわくわくかこむところがよい。一緒にお茶したくなります。 -
児童書なんだけど大好きなシリーズ「こそあどの森の物語」の第一作。
どう料理しても硬い殻を保ったままの「ポアポアの実」
人嫌い、引きこもりの主人公・スキッパーが料理法を探して人と触れ合って成長していく物語。
硬い殻のポアポアは心を閉じたスキッパー自身。
そのポアポアの実の調理法がわかるとき、スキッパーも心を開いて大きな変化を果たす。
家の図など細かいところまでしっかり書いてあって創造が膨らみます。
昔から何度も何度も読み返している本。
りまの
りまの
残念
残念
コメントありがとうございます!
りまの
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りまの