- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652011546
作品紹介・あらすじ
三蔵法師の夢に現れた烏鶏国の国王。王はある道士に井戸に落とされて溺死したという。真実を確かめるため悟空は烏鶏国へ向かう…。
感想・レビュー・書評
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も〜菩薩連中に喧嘩売り散らかす悟空かっこよすぎない〜????
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意地っ張り悟空にきゅんきゅん!
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天竺へ向かう旅の途中、三蔵は夢を見た。
烏鶏国の国王だという男が現れ、自分はある道士に殺され、
現在の国王はなりすました偽物だ、と。
三蔵に頼まれ、その男が言うのは事実なのか、と不信感を抱きつつ、
悟空たちは烏鶏国の城へと向かう。
そして山道で、子供が助けを求める声のきこえる、紅孩児との物語と。
呉承恩の西遊記を、児童文学で御馴染の斉藤洋さんが新しい視点で書きなおしたもの。
とっても読みやすく、お話の展開も面白い。
登場人物もそれぞれ性格付けされていて、なんだか憎めない。
三蔵が、すぐに騙されるといいますか、頑固で融通がきかなくて、
悟空が仕方ないなーって感じで行動するのが面白いですね。
乱暴者だけれど、かしこくて、皆にいいように、
上手に行動できる悟空、イメージが変わりました。
続きも楽しみ。 -
仏教と道教の絡みがちらほら出てくる。観音菩薩も結構意地悪いが、文殊菩薩もこれまた…って感じで。
最遊記の方でもおなじみの紅孩児登場。 -
敵が強かったり複雑な事情があったりでサブキャラも活躍する6巻。アクションも楽しいし、孫悟空が時折ふざけて笑わせてもくれて、子供たちは満足。しかしこのシリーズ、これまで泣かせるところがほとんどないのが物足りません。今10巻まで出ているわけですが、もしかして著者は全編で相当長く続けるつもりなんでしょうか。猪八戒も信頼ならない道化役のままに当分はしておきたいし、三蔵法師も若干頼りない感じのままでまだ成長させないでおきたくて、登場人物が成長するような感動的なエピソードは先のお楽しみということにとっておいているのかもしれません。「ルドルフとイッパイアッテナ」も中盤まで笑わせて後半泣かせる構成だったし、そう思って楽しみにしておきます。
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図書館で借りました