この庭に―黒いミンクの話

著者 :
  • 理論社
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (91ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077931

感想・レビュー・書評

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  •  絵本じゃなくて、絵物語。
     それもミケルのお話だったとは。

     あの女の子は幼いミケルとするのが合っているのかもしれないけれど、私はりかさんだと思いたいです。助けに来てくれたんだとしたら嬉しいな、と。

  • あの「からくりからくさ」の続編「ミケルの庭」のその続編、てことでしたが
    どうもミケルちゃんが幸せそうでないのが心配です。
    あの庭、あの家、ほんとに寒そう。

  • あ、りかさんか!と気づけたことに得した気分。
    多分知らなくても読めるんだろうけど。

    やさしくて弱いオイルサーディンとやたら野生なミンク。
    子供の見ていい夢じゃない。
    雪の中に埋まりたい。それでそのうち目覚めたい。

  • からくりからくさに出てくる赤ちゃん
    あのミケルのもう1つのお話って

    知らなかったなあ。


    この本の色
    デザイン
    みんなすごく好き。

  • 図書館で梨木さんの本だ!と思い借りた一冊
    絵本なのかな?と軽い気持ちで夜、寝る前に
    読んだのですが
    ココロにズシリと響きました

  • からくりからくさのマーガレットの子供、ミケルの話。
    これ病んでるときに読んだらつらそう

  • 梨木香歩さんの絵本を探しては読んでいると、この本にあたった。読後の感想で連想したものは、子供の頃に風邪で熱にうなされて見たような夢の事だ。すごく抽象的な夢だった。いまでは、もう見ないが遠く記憶の奥にある。梨木香歩さんの物語りを読むと、そんな心の奥に響く何かがありそうな気がする。

  • 「からくりからくさ」などのシリーズの番外編という感じ。普通に読むとアル中の幻覚症状みたいな(苦笑)。でもその幻覚はなかなか面白い。サーディンの泳ぐ様。白く圧迫する雪の塊。幻覚の中でミンクは異質な色。挿画がやわらかな線で、好き。しかし話はわかりにくいな。児童書らしいけど、こんな抽象的でいいものか。ミケルを知っていればまだ少しは・・・いやでも難しい。わかろうとしなくてもいいのだろうが。単純に、この静かで淡々としたモノクロの世界を絵画のように眺めるのがいいのかな。

  • ミケル のおはなし。

  • 『からくりからくさ』の『ミケルの庭』に続く物語。
    ミケルは、これからどんな子になっていくんだろう?
    母としてのマーガレットも…心配です。
    絵も入り文字数が少ないので、ちょっと物足りなさも感じるかもしれません。
    でも雪の中の静けさ、殻にこもる感じ、好きです。

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著者プロフィール

1959年生まれ。小説作品に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』『裏庭』『沼地のある森を抜けて』『家守綺譚』『冬虫夏草』『ピスタチオ』『海うそ』『f植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』など。エッセイに『春になったら莓を摘みに』『水辺にて』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』『やがて満ちてくる光の』など。他に『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』がある。

「2020年 『風と双眼鏡、膝掛け毛布』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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