- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652079829
感想・レビュー・書評
-
今回は大江戸を舞台に新たな登場人物初花と佐世保が加わり、より賑やかに。姿形が見る人物によって変わるとか、雌雄の区別がないとか、バラエティに富んだ設定がたくさん。修繕屋さんの再登場も嬉しかった!大欧州からの渡来船に浮き足立つ大江戸の人達の姿は、実際の江戸時代もこんな感じだったんだろうなあ、と想像して楽しかった。魔狼の存在が物語のキーになるが、香月先生なりの『災厄』の捉え方はこういう事なのかと考えさせられた。意味深なキャラクターが増えて来ているのでこの先も楽しみ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作で、鬼火の旦那と東の将軍(殿様って事かな)のただならぬ関係(笑)がちょっと出てきましたが、やはりというか、その辺を出してきましたね。でも、キャラに萌えることはできても、ストーリー的には詰まってきてるのかな?って様子も窺える巻でした。
-
やっと出た続編!読書の楽しさがわかるシリーズ。
今回は前半が長かったわりに魔狼のくだりがあっさり終わってしまった印象。 -
いろいろやってくる。
三つのポイント
・大欧州からの渡来船。その見物にいろんな人も、そして災厄も。
・雀たちが知り合った不思議な子ども佐保風は鬼火の旦那と因縁があるようだ。
・レギュラーになりそうな年齢の近い少女も登場。雀の大江戸暮らしもますます充実しそう。
(2012年07月12日読了) -
世界観が好きな本。
読んでて楽しいんだけど、今回前ふりが長いと思った。必要な設定が入ってはいるんだけど、ほとんど大江戸の紹介が続いてた。
魔狼の話はごく短い。
このシリーズの世界観は好きなんですけど、このままの調子で続くならつらいなぁ。 -
久々の大欧州からの渡米船。
その見学に赴いた雀と修繕屋(女性バージョン)は、男装の少女・初花に出会う。
そして次に出会ったのは性別不明の幼子・佐保風。
彼女たちに大江戸を案内する雀一行は、犬族の雄にしかかからない奇病の発現に出くわして・・・。
というストーリー。
今回も想像しただけでぽわわんと夢見心地になりそうなお料理が満載で目の毒でございました。
あー、うさ屋の仕出し弁当が食べたいーーー!!
話の中身としては、やや人物紹介と設定紹介の部分が多かったかな。
実際のフェンリル騒ぎはさほど大ごとにならず終焉(前もこんなパターンありましたねぇ)。
でも新たな登場人物たちがこれまで以上に物語を彩っていってくれそうなので、今回はそのための準備だと思えばいいのかな。
佐保風に頭が上がらない鬼火の旦那がツボだったので、もっと佐保風ちゃん(くん?)が出て来てくれるといいな♪