月蝕姫のキス (ミステリーYA!)

著者 :
  • 理論社
2.88
  • (5)
  • (5)
  • (34)
  • (19)
  • (2)
本棚登録 : 133
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652086094

作品紹介・あらすじ

高校生の暮林少年は、なにごとも論理的に考えぬかないと気がすまないというやっかいな性格の持ち主だ。まるで、かの名探偵エラリー・クイーンのように。ある日、学校の近くで起こった奇妙な殺人事件。偶然巻き込まれてしまった暮林少年は、考えに考えるうちに恐ろしい事実に気づく。クラスメートのあの子が犯人だとすれば、すべてのつじつまが合うということに。しかし、静かな町を揺るがすさらなる事件が起きる…。本格的な謎解きの要素に満ちた叙情あふれるミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 雰囲気よさそうなので読んでみた。前半は好みだったけどわけのわからない展開になってしまった。

  • ■高校生の暮林少年は、なにごとも論理的に考えぬかないと気がすまないというやっかいな性格の持ち主だ。まるで、かの名探偵エラリー・クイーンのように。ある日、学校の近くで起こった奇妙な殺人事件。偶然巻き込まれてしまった暮林少年は、考えに考えるうちに恐ろしい事実に気づく。クラスメートのあの子が犯人だとすれば、すべてのつじつまが合うということに。しかし、静かな町を揺るがすさらなる事件が起きる…。本格的な謎解きの要素に満ちた叙情あふれるミステリー。

    ■■正直スケールが大きすぎてよくわからん結末でした。前半は普通だったのに後半が・・・。美少女は結局何ものだったのだろうか・・・。

  • 2011年3月31日読了

    あからさまに妖しい人物を、最後まで救っては落とし続ける話にすっかり騙されてしまいました(;一_一)
    というか、暮林くんが勝手に妄想補完すること自体が、既に罠だということなんだよね。振り回された彼はちょっと可哀想だった。夏川くんのことに関しては、特に。

    内容的には色々なミステリーの知識が散りばめられ、自然とエラリー・クイーンやホームズが気になるように仕向けてある。あと、全体的に黒蜥蜴のオマージュなのかな?
    しかし、彼女は確かにモリアーティっぽい悪役ですが、目的というか動機がイマイチな気がした。"あるもの"と表現したり、物語になぞらえたり、抒情的ではあるけど探偵役の暮林くんがロジック派なのでかみ合わなさすぎた気がする。

    但し、月蝕姫というのと装丁は綺麗だった。

    最近、妙に一人称系が苦手なような気がする。…単なる相性か?

  • 高校生探偵、暮林の話。芦辺拓で期待したけれど、ちょっとハズレ。

  • 2010/2/5

  • 前半は殺人事件の謎解き。読みやすさもあって好印象。
    中盤から雰囲気が変わってサスペンス調に。
    前半のほうが圧倒的に好きだった。

  • 題名やラストがあんまり面白くなかった…

  • 高校生探偵と聞いたら、あの国民的アニメを思い出しますが、それよりもちょっと大人な小説。
    なんで…と理論的に考えていってしまう暮林くん。その先にある犯人を見つけに行くのですが、面白かったが不完全燃焼。
    いったい何がどういう風に終わったのか。というか、あの刑事はどこにいったのだろう。興味がないというのもちょっとおかしい気がするのですが…。

  • [ 内容 ]
    高校生の暮林少年は、なにごとも論理的に考えぬかないと気がすまないというやっかいな性格の持ち主だ。
    まるで、かの名探偵エラリー・クイーンのように。
    ある日、学校の近くで起こった奇妙な殺人事件。
    偶然巻き込まれてしまった暮林少年は、考えに考えるうちに恐ろしい事実に気づく。
    クラスメートのあの子が犯人だとすれば、すべてのつじつまが合うということに。
    しかし、静かな町を揺るがすさらなる事件が起きる…。
    本格的な謎解きの要素に満ちた叙情あふれるミステリー。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 言い訳がましい主人公が名探偵役。久しぶりに推理小説らしい推理小説だった。
    やっぱり推理小説は楽しいな。

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芦辺拓の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有栖川 有栖
有川 浩
湊 かなえ
有川 浩
米澤 穂信
米澤 穂信
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×