カリフォルニア大学バークレー校心理学教授・哲学客員教授。マギル大学で修士号、オックスフォード大学で博士号を取得。子どもの学習と発達に関する研究の第一人者として国際的に認められており、子どもの心が哲学上の難問を理解する手がかりになることを最初に主張した研究者である。子どもがどのようにして他者の心を理解するかに注目した「心の理論」研究の創始者の一人であり、「理論理論(thoory theory)」、つまり子どもは科学者と同じやり方で学習するという説を提唱した。著作には"Words,Thoughts and Theories"(アンドルー・メルツォフとの共著、MIT Press,1997)"The Scientist in the Crib"(アンドルー・メルツォフ、パトリシア・クールとの共著、William Morrow,1999。邦題『0歳児の「脳力」はここまで伸びる』)がある。うち"The Scientist in the Crib"は「サンフランシスコ・クロニクルス」ベストセラー、20ヶ国語に翻訳され、「サイエンス」「ニューヨーカー」「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」などで紹介された。
「2010年 『哲学する赤ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」