- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756244116
作品紹介・あらすじ
非日常へといざなうらせん階段、優雅な手すりに見る職人技、美しい段裏…めくるめく階段の世界へようこそ。東西の近代建築から珠玉のビルまで、美しくて楽しい階段鑑賞のすすめ。
感想・レビュー・書評
-
ビルの階段に注目!至極の設計、造形や職人技をご覧あれ♪
1 いい階段40選・・・綿業会館、東京文化会館、妙像寺など。
2 いい階段の見どころ・・・手すり、金物、踏板・床面など。
階段コラム1~3、階段のつくりかた その1~3、建築データ有り。
ビルの階段に注目して、明治・大正・昭和のレトロや近代的、
未来的等、その時代ならではの素材やデザインが紹介されています。
“階段鑑賞のツウなポイント”がツボで、指南となっており、
更に、階段愛溢れる写真家の視線が、上から下から横から、
そして前面と、全方向から鑑賞のポイントを示しています。
何と言っても、その造形美の素晴らしさ。
エロス的という記述のとおり、なんとも色っぽい形状。
特に、村野藤吾のデザインの多様性は、目を惹きました。
東京近代美術館の帰りにパレスサイドビルで昼食したことが
何度かありましたが、こんなに素晴らしい階段だったとは・・・。
階段に注目してビル巡りがしたくなります。
そして、つやつやした木の手すり等、大事に手入れをされて
いるんだなぁとも感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いい階段の写真集
発行者:バイインターナショナル
タイムライン
私の本棚を紹介します。 #ブクログ
https://booklog.jp/users/collabo39698
写真集 -
ビジュアル抜群な階段たち。昭和の遺産、時々大正、まれに明治。バリアフリーが当たり前になった平成では、階段に意匠を凝らす建物は少ないということでしょうか。
-
階段フェチお勧めの本
階段はハイヒールみたいだなあ
と思った本
機能だけで成立させると面白くない
面白くなくても好きな階段はあるけれども
洋風や擬似洋風建築階段の艶めかしさは
村野藤吾氏方向なのかと
観に行きたい建物が増えました -
2016年5月2日読了。BMC(ビルマニアカフェ)という集団による、ビルの「いい階段」の写真と解説集。「村野藤吾」という建築家をはじめて知ったが、なるほど目黒総合庁舎の階段などは優雅・有機的で実になまめかしい。観賞するだけでなく「手でつかんで、足で登る」機能性を有するものであること、建物の中で平面の空間を縦につなぐという独特の位置づけを持っていること、など階段には注目すべき要素が色々あるようだ、今まであまり気にしていなかったが今後はビルを訪れたときは階段にも注目して登ってみることにしよう。
-
下から見上げるのも,上から見下ろすのも,らせん階段が好き。ぐるぐる回って,らせんの渦に吸い込まれているのか,めまいの渦に飲み込まれているのか,今自分がいる場所は半分より下なのか,上なのかよくわからなくなる感覚がらせん階段の魅力だと思う。それから,全力で駆け上がったときに,直階段とストリップ階段より運動した気がする。ずっと眺めていたい階段がいっぱいの写真集。
普段何気なく訪れていた場所が載っていた。こんなに鑑賞ポイントがあったとは。手すりを握って,階段が刻むリズムに耳を傾けてみたくなりました。
《2014.02.24》 -
1時間かけても読み終わらない…階段は直線も曲線もうつくしいよねえ…
中之島図書館、中見られなかったけど、内装もうっとりするほど美しいじゃない。これは見に行きたい、行こう!だー!
上野の子ども図書館といい、本と建物の組合せの美しさは人の知識の美しさだわ -
ささらとテラゾー。この本で初めて知りました。
知らないことを知るって楽しいですね。 -
他界をつなぐ意志の表出たる階段。
-
いいビルの写真集に続く第2弾。改めてデザインされた階段の美しさを知る。どこを見ると楽しめるかとか、作るときの工夫まで書かれていて、建築に詳しくない人でもわかる。ただ眺めているだけでも充分だけど。