あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール (アスカビジネス)
- 明日香出版社 (2012年4月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756915467
作品紹介・あらすじ
仕事人生の9割は係長・主任時代で決まる!
・はじめての役職でどのようにふるまっていいかわからない。
・プレイングマネジャーとして、自分の仕事かマネジメントかどちらかが
犠牲になり、思うように成果をあげられない。
そんな主任・係長の、仕事のうえでの悩みを解決。
はじめてのリーダーのための、一生モノのバイブル。
感想・レビュー・書評
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普通です。 10年前の本なので、世代によって少し引くかも(笑)
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<本のタイトル>
あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール
<本の紹介>
仕事人生の9割は係長・主任時代で決まる!
はじめての役職でどのようにふるまっていいかわからない。
プレイングマネジャーとして、自分の仕事かマネジメントかどちらかが犠牲になり、
思うように成果をあげられない。
そんな主任・係長の、仕事のうえでの悩みを解決。
はじめてのリーダーのための、一生モノのバイブル。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
★1章:係長・主任の仕事のキホン
・会社の中で「もっとも未来への可能性をもつリーダー」だと自覚する
係長・主任はリーダーとしてのデビュー戦。
まだ結果責任は上司も一緒に負ってくれる。失敗を恐れずに思いっ切りやることができる
・地位を与えてもらっただけではうまくはいかない
リーダーマッチ理論の「1:2:4」の法則
「リーダーの権限・権威」よりも、「チームの課題」を明確化すると2倍影響力を発揮できる
「リーダーの権限・権威」よりも、「メンバーとの人間関係」を構築すると4倍影響力を発揮できる
なのでチームメンバーとしっかり話し合い人間関係を築き、
このチームで何を成し遂げるのかを目標設定し、メンバーと共有することが大切。
・管理職への最終選抜にエントリーしたという意識を忘れない
係長・主任は働き方のギアチェンジを求められる
言われたことをやる社員から、考えて指示を出す側の社員になれるかどうか
教えられる側から教える側に、組織として稼いでくれる側に
管理職のポストに限りはあるし、全員がなれるわけではない。
また無理に目指す必要もないが、肩書は無かったとしても、組織を率いる人材になる必要はある。
★3章:プレイヤー兼指導者の必勝コミュニケーション術
・メンバーに期待しすぎない
期待しないという話では無く、期待しすぎないことがポイント
メンバーの状況に気を配り、前提として期待しすぎず、できたら「絶対加点評価」でほめる。
これにより、メンバーが育ち、前向きで成長志向のある組織を作ることにつながる。
★4章:これだけおさえよ!リーダー力
・結果ではなく、プロセスや方法を、常時チェック&修正しよう
自分とチームの業績を出し、メンバーを育成し、さらに強いチームにする
そのためには「結果」ではなく「プロセスや方法」をほめたり叱ったりする
・成功するまで担当を降ろさない
失敗して終わらせない、バックアップの人間を追加するなどして、
支援して乗り越えさせ、メンバーに成功体験を届けることで自分もメンバーも成長する。
★6章:背中を見せる現場リーダーの仕事術
・わかりませんは禁句
絶対的な正解がない時代であり、考え、仮説を立て行動できる力が求められる
すぐに分かりませんと言い、楽をする癖をつけると、売れない人材の第一候補となる。
正解不正解はともかく、そこに至るまでの仮説を自分なりに考え尽くし、やってみる
それを高速で繰り返せる人材が、買われる人材、伸びる人材である。
★8章:係長・主任の地力作りのルール
・これまでに最もお金と時間を使ってきたことに、さらにお金と時間を突っ込むといい
自分がもっとも好きで得意な部分にさらに負荷を掛けることで、自分の突出した部分に磨きをかける。
★9章:係長・主任のキャリアのルール
・会社に「貸し」を作る
人間関係、仕事関係、給与についても「常に貸し越し」状態をキープすべし
最初に多くもらい過ぎるよりも、成功してから成功報酬でもらったほうがハッピーが続く
「借り」が多い状態であれば、相手に依存してしがみつくことになってしまう。主体性を失う。
「貸し」が多い状態であれば、自分優位に立てる。会社にとって失うと困る人材になるべし。
<そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
・管理職への最終選抜にエントリーしたという意識を忘れない
係長・主任は働き方のギアチェンジを求められる
言われたことをやる社員から、考えて指示を出す側の社員になれるかどうか
教えられる側から教える側に、組織として稼いでくれる側に
・地位を与えてもらっただけではうまくはいかない
リーダーマッチ理論の「1:2:4」の法則
「リーダーの権限・権威」よりも、「チームの課題」を明確化すると2倍影響力を発揮できる
「リーダーの権限・権威」よりも、「メンバーとの人間関係」を構築すると4倍影響力を発揮できる
なのでチームメンバーとしっかり話し合い人間関係を築き、
このチームで何を成し遂げるのかを目標設定し、メンバーと共有することが大切。
・結果ではなく、プロセスや方法を、常時チェック&修正しよう
自分とチームの業績を出し、メンバーを育成し、さらに強いチームにする
そのためには「結果」ではなく「プロセスや方法」をほめたり叱ったりする
<それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
働き方のギアチェンジをする。自分が頑張るのではなくチームで成果を出すために試行錯誤する。
新しいプロジェクトに取り組む際には、課題共有や人間関係の構築のためにコミュニケーションする。
プロセスについて指導をしていくことで、仕事の成功確率を上げていくようチーム運営する。 -
マネジメントに悩んでいる時に読んだ本。いくつかためになる事が書いてあったり、普段指摘されている理由がわかったりと、色々ためになった本。
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○成功するトップは「いつ、係長、主任を卒業するかを決めていた」自身の大きな方向付けをしていた
○成功するトップは、限られた時間で楽をして、なおかつ誰にも負けないパフォーマンスを出したいというのを原動力にしている
○メンバーには期待しすぎず、できたことを「加点評価」で褒める
○相手の「自己重要感」を満たしてあげる。供給不足の「褒める側」にまわる
○結果ではなく、プロセスや方法を褒めたり叱ったりする
○相手が求めている課題やテーマをどう解決してあげられるかが日々自問すべきポイント
○「仕事は高級なゲームに過ぎない」という気持ちをもち、今回のゲームをメンバーと楽しんでステージクリアを目指す
○ツキや運はコントロールできる
○他人と比較しないことが、自分を強くし、ツキを呼ぶ
○立ち去った後の状態が汚い、片付けをしない人は、ツキや運をつかみにくい
○辞めたいと逃げ出す前に、もう一度目の前の職務に向き合ってみる -
とにかく覚悟を決めてやるしかない、そうした者にしか味わえない人生のおもしろさがあるのだろう。
「損得よりも好き嫌いを重視してみるとよい。リーダーののめり込み、ワクワク、情熱に人はついてくる。好きだからのめり込める。時間を忘れるような仕事が自分を育てる。長続きする、ライフワークになる。中毒症状に陥るくらいの、仕事に関係する追求テーマ・深掘りテーマを、何としても手に入れる。」 -
見開き2ページにルールは1つ。
冗長にグダグダ書くんじゃなくて要点を絞って2ページに収められているので、読みやすい。
読み手への配慮でしょう。
事例や引用が適材適所で用いられ、また文章には小気味の良さを感じます。
途中からのめり込んでしまいました。
特に6〜8章が面白かったです。 -
仕事量と部下育成について課長と意見合わなくて腹立ったから、気持ち落ち着けるために読んだ。結構マーカーで線引いた。気持ちリセットして、明日から働こうと思えた。
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色々とタメになることが書いてあるんだけど、とにかく「頑張らないと!」という気持ちにさせてくれた。
モチベーションが下がった時に再読したい。 -
このシリーズ、新人向け、課長向け、部長向けなど、色々出てますが、今回係長というのを見つけたので読んでみました。我が社には係長という肩書きはなく、課長補佐になるまでずっと「事務官」なのですが、本の内容的には自分のような立場(時々、数名で動かすプロジェクトを任されるような立場)に合っていると思います。
興味深いポイント、気になったポイントは以下の通り。
・係長級は遠慮なく思い切りできる。もちろん上司の了解のもとにだ。それで成功すれば自分のもの。万が一、失敗したら上司のせいにすればいい(笑)。
・係長級は、堂々と、自分の部署の部分利益代表になればいい。
・チームに及ぼせるリーダーシップの影響の度合いの比率は「リーダーの持つ権限・権威」:「チームの課題の明確化」:「リーダーとメンバーとの人間関係」=1:2:4。
・知らないことがあったら必ず調べて、話題になっていることはだいたいわかるようにする。(Google日本法人元会長、村上憲郎)
・キーワードは「前進感」。今日から「有言実行」。
・実は相談者は、自分が思っている以上に情報や仮説的な答を持っている。
・自分のことにいっぱいいっばいで、まわりの人達や、まわりで進行していることがらに「意識」を配ることのできない、「意識量不足」に注意。
・人生は、踏み切る、割り切る、思い切るの三切る。
・ここぞのタイミングでの、一つの声掛け。忘れられないフォローのチャンスを逃さない。
・社長力=(描く力+決める力+まとめる力)×まとめる力×学び続ける力
・あきらめ悪く「どうすればもっとうまくいくんだろう」と考え続ける。
・考え切る力。しつこさ、が必要。「決着力」。
・結果ではなく、プロセス・方法・やり方に光を当てる。
・ロジック+嗅覚。
・時間の使い方は練習により改善できるが、絶えず努力しない限り仕事に流される(ドラッカー)
・やってみるまえから否定したり、伝聞又聞き状態で偏った判断をすることを避ける。
・徹底的に考え尽くし、仮説的に行動できる力。
・他人は嫌がるけれど自分は全く苦にならないことを探す。
・ガイダンス力。
・仕事はたかが、高級なゲームにすぎない、という気持ち。
・時間という資源がほかの資源と違っている点を一つあげるとすれば、それは、使わなくてもどのみち消えてなくなるということだ。
・成功者は「運」を「自分の力の及ばないもの」ととらえず、「努力や実行といった行動系」「好きなことをやる、ポジティブであるなどの意識系」からもたらされており、「他者を支援する、周囲のお陰だと思うなどの他者支援・感謝系」と捉える感覚。
・過去、他人、感情は変えられない。未来、自分、行動は変えられる。
・アラ探しがツキを落とす。
・悪い波動の人から売られた喧嘩は買ってはいけない。
・ブレーキを踏んで丸くなってはいけない。アクセルを踏み込んで、尖った部分にさらに磨きをかける。
・「売れた」のか「売った」のか。「型」を発見することに貪欲になり、それを方程式化し、チームで使ってみる。
・一つの職務を完遂する。そしてやりきった職務に執着しない。
・会社に貸しを作る。