- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757214590
作品紹介・あらすじ
コカインの密売人としてロスの暗黒街を牛耳っていたジェフは、7年の刑務所暮らしの中で料理の楽しさと素晴らしさを知り、出所後、全米トップクラスの料理人へと登り詰める。人生に力を与えてくれる感動のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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帯の筆者のドヤ顔の通り、ヤクの売人から一流シェフになったったでー!どや!?物語。アメリカンドリーム。彼の全てに対する上昇志向と行動力は凄い。そりゃ映画化されるわ。でも彼が成功した一因には、drag売っても決して自分はやらなかったってのもあると思う。こういう本読むと活力が出てきていいね。
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森内さん選 選者3位
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私は料理の本が好きなのかしら?と手にとった本。
途中まではとても面白かった!最後のレストラン転々としだしたあたりからダレ始めた。
私は、今まで培ってきた経験とあらゆる才能を使ってこの苦境を乗り越えたのだ!みたいな言い振りする人大嫌い。もう少し工夫した書き方はなにのかね。何様?って思っちゃう
料理の描写はとても心が躍った。ハーブ、マンゴーのソース、もう単語だけで舞い上がっちゃう。テンポもいいよ。
これはきっと、映画のほうがいいな。
ウィルスミス主演だって。
幸せの力とほぼ同じストーリーになると思うけれどね笑。 -
アメリカ南部の低所得層家庭に生まれ、幼い頃から窃盗を重ねて、二十代前半にして麻薬の密売人としてのし上がったジェフ・ヘンダーソン。うなるほどの金を手に入れ、豪遊を重ねたが、密告により、逮捕されてしまう。
長い刑務所暮らしで覚えた料理の仕事に面白さを見出だした彼は、出所後、一流シェフを目指す。黒人、前科というハンデに屈しなかった男は、ついにラスベガスの一流ホテルのシェフにまで昇りつめる。
波瀾万丈のストーリーだが、著者の実体験である。
事実は小説より奇なり、とは言うけれど、本当にすごい人生だ。
ちょっと鼻につくくらいの「自分が、自分が」という押し出しの強さと自信、滾り失速することのない上昇思考。
底辺からのし上がる人間のエネルギーやバイタリテイには感心する他ない。
実際はもっと悪いこともしたんだろうなぁ、と思うけれど、この意志の強さにはひたすら感服した。