三月、七日。~その後のハナシ (ファミ通文庫 468)

著者 :
  • KADOKAWA(エンターブレイン)
3.38
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本棚登録 : 199
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757721005

作品紹介・あらすじ

半年前、三月は七日に恋をした。実の妹の七日に。今も消える事のない欲望の炎が燻っている。半年前、七日は三月に恋をした。双子の兄の三月に。未だ自分に触れてくれない事を寂しく思う。次第に募る苛立ちを隠せず、孤立していく三月と、戸惑いながらも小さな幸せをかみ締め、順応していく七日。そんなすれ違いの中、七日がある男子生徒から告白され、その真実を知った三月は思いきった行動に-。不器用な二人が紡ぐ、拙く切ない恋のその後。

感想・レビュー・書評

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  • 「三月、七日。」
    ふたりの、そして周囲の、半年後の話。

    人を好きになるということ、愛するということ。
    純粋な時だからこそ、悩みながらもさまざまなことをそのままのカタチで受け入れていけるのかもしれない。文字どおりの、柔らかいこころで。

    落ち着くところに落ち着いた。
    前巻でも思っていたけれど、真希チャンは本当にイイ子ー!
    彼女のブレない存在だけで、充分☆5に値するのだけれど、
    ぶっちゃけ、彼女が幸せになってくれたのが、なにより一番嬉しい♪

    彼女以外も皆、幸せに微笑んでいるラストだったから、本当に申し分なし!

  • 続編が出て良かったと思う。
    すごくすっきりして終わった。
    新しい登場人物の赤坂と双子のやり取りが好き。
    とにかくハッピーエンドで良かった。

  • 賛否両論のある続編。
    見事に畳まれた物語は、やはりそう易々とは終わらないよな、という現実的な側面を上手い具合に集め、新たな要素を加え、前作同様の堂々巡りにはならない様に膨らました構想と、問題のそもそもの起因を従来の登場人物の変化に交えて描くのは魅力的な方法だと思った。
    三月の性格に幅を利かせるための理由だと思うが、猫を被っている状態と本来の性格の根の部分が現れた場合とで口のかなり悪いキャラクターとして目に映るというのが、前作と同じく腑に落ちなかった。
    結末に関しては、時代的流行と、物語としての着地点は、まぁこれが一番妥当だよな、という場所に落ちたと思う。例えばこれからこういう作品が世の中に出版されるとなった場合では結末もまた異なるのだろうが、やはり当時の認識としては確立したライトノベルというジャンルではなくジュブナイルの延長としてだったのだろうか……。

  • おもしろかったです。
    そう簡単に割り切れるはずがないよね、というお話。
    前巻でも感じましたが、きれいに話がたたまれているなー

  • 妹思いのお兄ちゃんっぷりがすごい。
    『三月、七日。』の続編です。

  • 1巻ほど辛くもなく、
    意外にもかなり楽しめた。

  • かわいいなぁ。
    七日も三月も、みんな可愛くて一生懸命で愛しくて純粋で、大好きだ。

  • 続編

  • 自分は、三月の事が好き。
    これから何年経っても。
    他に好きな人ができても。
    また離れ離れになっても。
    きっと、ずっと、好きだ。

  • なんか…凄いイライラしたなぁ…。三月が悶々としすぎててイラっとくるし、七日→まきに意識が移るあたりもイラっとくるし…。前の巻が面白かっただけに拍子抜けした。

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著者プロフィール

2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

「2016年 『この恋と、その未来。 ―三年目 そして― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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