熾火

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 70
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410304

感想・レビュー・書評

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  • 2019.11.16-268

  • 再読。
    畝原シリーズ再読中なので、
    いきなり読んだけれど、
    やっぱり「駆けてきた少女」「ススキノ・ハーフボイルド」と
    読んでからこれ読まないと
    ただ残酷なだけの話のようになってしまうな。

    唯一の救いは私がこの後を読んで知っていること、だな。

  • 警察の不祥事に巻き込まれた探偵。
    裏金作り、婦女暴行、殺人。
    文章がくどい。説明が長い。
    車の商品名を書かれてもイメージできない。
    知り合いの女性が監禁される。解決は偶然。路地を歩いて怪しいシャッターを開けることから結末へ。
    汚職は解決されず、謎解きもされない。
    「私たちこれからどうなるのかしら」といった感じ。
    モヤモヤする。読後感は良くない。

  • 初っ端から重い内容。
    そして姉川の誘拐。

    でも内容というよりは犯人に至るまでが
    モヤモヤし過ぎていて、読み終わってもスッキリせず。

    玉木さん、大丈夫かね?

  • もう少し軽めの内容であって欲しかった・・ いつもにも増しての残虐さに一瞬読んだことを後悔しそうになったし、それは最後の平和な描写にも淘汰されなかった。

  • 「駆けてきた少女」「ススキノハーフボイルド」とリンクする話。犯人達が胸糞悪すぎて気分悪い。畝原探偵シリーズは初めて読んだけど、ちゃんと読んでみようかな。

  • 畝原探偵シリーズ4作目。

    先の「ススキノ、ハーフボイルド」、便利屋シリーズの「駆けてきた少女」とリンクしているとのことだったが、舞台が多少重なるだけのことで、まぁ単独でも読めそう。先の2作は道警の腐敗、柏木に対して結局敗北に終わっていたわけだけれども、今作でとりあえずの決着を見せた、というところか。ただ、3作とも中盤まではどんどん裾野を広げていく割には、終盤の終盤になっていきなり収束、というパターンで終わるので、何だか尻切れトンボの感が否めない。今作だけを読む人にしたら、いきなり「カシワギ」が出てきても、え?って感じで終わるんじゃないだろうか。

  • 余り面白くなかった。気に入る登場人物が居ない。読むのが苦痛だった。

  • ・・・これはきつい。
    これはあまりにも、読むのがきつい。

    今回も不愉快な人間はたくさん登場。不愉快どころではなく、イッテしまっている。警察のとんでもなさもパワーアップ。

    事件が衝撃的だが、結末は??
    少女はなんだったの?(想像はできるが)、拉致された女性が見つかった経緯もなんだか突然。元警官が射殺しても大丈夫なの?とか、なんか大きな力にはあやふやに終わるしかないんですよ・・・という感じで終了。

    いやな事件だった。読み終わってへとへと。

  • 北海道の新聞社に勤務していた畦原、警察内部の不正を追っていたときに嵌められて新聞社を退職し私立探偵をしている。依頼でライブに行った帰りに7歳くらいの満身創痍の女の子を保護する。
    <br>警察内部の腐敗、信用ならないもの。警察OBや仲間の協力で権力と闘う。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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