- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412339
感想・レビュー・書評
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三好長慶の父である三好元長について書いた本です。
三好元長については、三好長慶や松永久秀の本を読んでも、堺で自刃するところから登場する感じで、なじみの薄い武将です。
堺で自刃をした相手が細川晴元であったため、三好元長と細川晴元が兄弟同然に育ったというのは新鮮でした。
全般的に、戦に臨場感があったので、非常に楽しめました。
また、畿内特有なのか、この時代特有なのか、味方になったり敵になったりと、権謀術数っぷりがとても面白かったです。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-84a5.html -
久しぶりの時代物、三好元長を主人公にした「覇道の槍」です。
時代はザックリ、応仁の乱の後。織田信長よりも少し昔。村上海賊よりも前ですね。
この三好元長と言う人物については、全く知識がありませんでした。武勇に優れ、知略も得意。
確かに、この人物が生きていたならば、信長や秀吉はどうなっていたのか?と思います。
時代背景を良く理解できないまま、物語につられて読み進めた1冊でした。面白かったです。 -
コーヒーブレイク本。
室町時代末期の阿波国の大名・細川晴元に仕えた三好元長の波乱な生涯を描いた時代小説(2014/04発行)。
マイナーな人物ににスポットを当てているため、本書で初めて知ったことも多く、面白い時代小説でした。 -
歴史物をあまり読まなくなった。最近はどうしても取り上げる人物が小粒の傾向があるから。
三好長慶の親、元長の話。過去のしがらみと世を変えるためには古きものを切り捨てる。戦国から信長台等を予感させる話。何か時代の変化を予感させる -
信長登場前の戦国前期はほとんど知らないんだけど、三好元長の天下統一の夢をドラマチックに描いて面白かった。最後に松永弾正が登場して義輝、信長の後期を予感させる