婚約迷走中 パンとスープとネコ日和

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 584
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413183

感想・レビュー・書評

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  • おいしそうなスープとサンドイッチを提供するお店のオーナーが主人公。時々揺らぎながらも、芯の通った生き方がすがすがしいなと思いながら読んでいます。
    今回、ささやかな波乱を起こすのはお店になくてはならないアルバイトのしまちゃん。婚約はしたものの、どうも結婚には二の足を踏んでいて、一途な婚約者にも冷たい態度をとってしまう。真面目を絵に描いたような彼女は、お店にとっては本当に大切な人だけど、読んでいて「何もそこまで・・・」とちょっとイラついてしまいました。
    でも終盤に明らかになった彼女の思いを知ると、新しい家族ができる戸惑いがわかり、自分の生き方を大切にして、それをちゃんと伝えたしまちゃんを応援したくなりました。
    いつもながら、読後感のいい作品です。

  • しまちゃんのシオちゃんに対する態度にはイライラさせられっぱなし。
    …が、後半しまちゃんが結婚をためらう理由が明らかになり、そこをクリアにして事実婚へ…
    今どきな感じですが、しまちゃんはアキコさんやママさん年配者にウケがよい古風な性格が前面に出ているので、ギャップが違和感。
    今後の展開がどうなるかな〜

  • この本に出てくる人たち、みんないい人。
    悪い人が出てこないから、安心してサクッと読める。

    しまちゃん・シオちゃん、かなり好きな2人だなぁ。

  • 相変わらずシオちゃんに素っ気ないシマちゃんだけど、ちゃんとシオちゃんの思い通りになっていっているのが面白い。

  • パンとスープとネコ日和の第4弾。今回はお店を営むアキコの相棒しまちゃんの婚約者、シオちゃん登場。アキコと同じで2人のこれからが気になり、又ハラハラ。ほっこりと楽しめました。

  •  ほんわかして文量もちょうどよく、サクッと読めるところも良いですね。優しい人というか、気持ちの良い人ばかり出てくるので、読んでる自分も穏やかでいようと思います。

  • シリーズの4作目。ほのぼのしたい時に読みたい本。サンドイッチとスープのお店を営む主人公アキコのゆっくり流れる日常。今回は店員しまちゃんとその婚約者、親との関係がユニークに書かれている。しまちゃんの婚約者、すごくいい人。しまちゃん、もっと優しくしてあげてと思いながら読了。

  • キャリアウーマンが、仕事を辞めて、亡くなったお母さんが残した食堂をリニューアルして、パンとスープのお店を始めるストーリーの4作目。

    しまちゃんとシオちゃんの進展が気になって、一気に読んでしまった。

    しまちゃんは、前作でシオちゃんと婚約したものの、周囲の人たちの浮かれぶりに、自分の気持ちがおいてけぼりになって、タイトル通りの「迷走中」。息子しかいないシオちゃんのお母さんに「娘ができた」と溺愛されて引き気味になってしまったり、ボーイッシュなファッションが好きでスカートは苦手なのにウェディングドレス姿を期待されたり。

    私も「普通の女の子が好きなもの」が苦手な女の子だったので、しまちゃんの気持ちがよくわかりました。シオちゃんが話し合いのできる男性でよかったです。

  • またまたゆるゆると楽しみました。もっとゆるゆるを!

  • シリーズで読んでます。ほっこりさせてもらってます。
    丁寧に暮らして行こう!人と比べなくてもいいんだ!
    好きなものだけそばにおいて、いいなーってなりました。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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