菓子フェスの庭 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435987

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいると口の中に色彩豊かなお菓子の味がひろがってくるよう。最近やっと甘いものを楽しめるようになった身としては、職人さんって凄いなあお菓子って奥が深いなあとただただ感心。
    ただ前作同様、話は淡々としてるし登場人物の心理が掴みにくい。恭也はあっさり帰ってくるけど二人の関係性がいまいち伝わらないし、武藤さんのいきなり(に感じた)の夏織への執着はちょっと怖かった。あとミステリ要素は完全になしでした。

  • パティスリーの色とりどりのショウケースを見ている気分になるくらい、色んなお菓子が出てくる。
    それだけでお腹がすくし、わくわくする。

    小説の中に出てくる夏織のお菓子のように優しさに溢れたトーンなのも好き。

    もし、本が食べられるなら、私はこの本を食べたい。

    きっと甘酸っぱくて、可愛らしい、幸せなケーキの味がするだろう。

  • ラ•パティストリーの5年後が舞台の作品。
    前作では新米だった見習いパティシエだった夏織が中堅として活躍しています。
    そんな夏織の元に、お菓子フェスティバルの話が舞い込みます。

    やっぱりこのシリーズは、出てくる食べ物が何でも美味しそう!食べて〜
    !!
    神戸がメッカとのことで、思わず行きたくなってしまいますよね。

    あと、職人としてひたむきに仕事する登場人物たちに頭が下がります。
    チャランポランに生きてる自分が恥ずかしいです……

  • ラ・パティスリーからの続き。

    あんまりにも昔に読んだので、あんまり覚えてなかった(笑)

    単体で読むと夏織のかたくなさが目について、あんまり楽しめなかったかな。

    前作のショコラティエの方が私好みです(*^^*)

  • やっぱり僕は、甘いものが大好きだ!!

  • 神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという。中堅パティシエの夏織は、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな折、密かに想いをよせていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰ってきて…。「ラ・パティスリー」の五年後を描いた、とびっきり美味しくて幸福なパティシエ小説、文庫オリジナルで登場(「BOOK」データベースより)

    『ラ・パティスリー』『ショコラティエの勲章』の続編。
    ちょっと成長した夏織が登場。
    自分の仕事に真摯に取り組む姿勢は、読んでて気持ちがよいですね。
    恭也との間はあんまり進展しそうにないけど、うーん、今後はどうなるんだろう。
    あ、前の2作には見受けられたミステリ部分は無くなってしまったんですね、それは少し残念。
    どちらかというと、お仕事小説っぽくなっていくのかな。
    今回は販売業種目線が加わっていたので、完全なお菓子業界の話ではなかったのですが、こういう異業種が交わる話も面白いな~。
    続編ありそうなので期待します♪
    近日開店予定(?)の「ミュロワール」も楽しみだわ~。

  • 武藤さん強引やのう。
    でも最後にタルト食べて泣きそうになってるのはちょっと可愛いかもしらん。

  • お菓子のイベントに関わるパティシエ夏織と主催側の武藤の視点から描かれる物語。
    出てくるお菓子がみんな美味しそう!楽しく軽く読めたけど、あまりにも波乱がなさすぎて少し物足りない。あと、武藤のキャラクターが微妙…。

  • 舞台となっている西宮北口は元住んでいた所であり、親元でもあるので、、地域的にハマッタというか。「ガーデン」は新しいので、あっちに帰ったときだけ3,4回ぐらいしか行ってませんけどね。それにしても1冊としては短い。本来は、同じくらいのを3編ぐらい合わせて1冊にするんじゃないかなあ。

  • 確かにミステリーだったのになぁ、最後は違うんだぁ。
    洋菓子は好きだけど、食べ続けたいほどではなく、
    めちゃくちゃ甘いのは好みでないので
    マカロンが、砂糖菓子爆弾というのは武藤さんに大賛成。
    身近な場所のお話だったけれど、百貨店の催事の営業を美化しすぎ。
    誠に申し訳ないが、ほんの短い期間だったけれど
    百貨店にいた人としては、
    「そんなわけない!」な感じであった。
    それと、武藤さんの公私混同甚だしい仕事のやり方に
    ちょっと、げんなり。あんたの会社か、と言いたくなる。

    夏織ちゃんと恭也さんの、ぶれない感じはよかったけれど。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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