BAR追分 (ハルキ文庫 い 20-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 221
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439176

感想・レビュー・書評

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  • いい話ばっかりだった。悪者がいないのが好き。

  • さてさてさんのレビューで知ることができました、ありがとうございます。
    いいなあ、こんな素敵なお店を行きつけにしたい。新宿ねこみち横丁のBAR追分。
    一歩足を踏み入れたらその居心地の良さに長居しそうだし、桃子さんの料理はどれも美味しそう。ミントティーの隠し味にバラですか。地下の湯にも行ってみたいなあ。
    一話完結のドラマのように、ターニングポイントで登場人物の葛藤と選択がドラマチックに描かれる。やさしくて控えめで、何かを捨てると何かを得るような経験をした人たち。続きがあるようなので楽しみ。

    • さてさてさん
      ベルガモットさん、美味しい一冊ですよね!
      “食”を描く作品は多々ありますが伊吹さんのこのシリーズも美味しいです。是非、オムライス…と読み進...
      ベルガモットさん、美味しい一冊ですよね!
      “食”を描く作品は多々ありますが伊吹さんのこのシリーズも美味しいです。是非、オムライス…と読み進めていただければと思います。とは言え、私もその次はまだなんですよね。ナポリタン!…早く読まねば!と思いました。
      2023/10/29
    • ☆ベルガモット☆さん
      さてさてさん、コメントありがとうございます♪
      ほんと出てくる料理がおいしそうです~
      カレーはカツのせが好きですが、エビフライも美味しそう...
      さてさてさん、コメントありがとうございます♪
      ほんと出てくる料理がおいしそうです~
      カレーはカツのせが好きですが、エビフライも美味しそう♪
      次はオムライスなんですね(∩´∀`)∩ワーイ
      え?!ナポリタン編もあるんですかっ楽しみです!
      これからもレビュー楽しみにしています!!!
      2023/10/30
  • 心温まる昼はランチ営業、夜はバー。
    通りのみんなは優しい人ばかり。
    そんな人たちに癒されませんか…?

    素敵な4つのお話。
    私は推しがいるので3つ目の推しに全力応援する
    一人の青年のお話がよかったです。

    普通だったらあの事実を聞いたら
    絶望しちゃうし、最悪再起不能になるの。

    でも推しはいなくなっても
    もう一つ、大事なものを彼は得たの。
    このBAR追分という居場所をね。

    それと4つ目の作品も好き。
    売れてる芸術家のもう一つの顔ね。
    誰も味方はいない、でもね。
    彼にも居場所はあるの。

    そう、BAR追分よ!!

  • 2023.3.10読了

    初作家さん。キャッツミャウブックさんで購入。
    看板猫のいる新宿のbar追分。
    地理がわかるのも楽しいし、食べ物は美味しそうだし、素敵なシリーズを見つけました。
    結婚間近の娘と男手一つで娘を育てた父親との話がジーンときました。

  • 美味しいご飯と、あたたかい人々。

    辛いこともたくさんあるけれど、
    このふたつがあれば、何とか生きていけるのかも。

    小さいけれど、大きな力をくれる、
    こんなコミュニティいいなぁ。

  • 伊吹さんの良いところが全面に出ているめちゃくちゃ良い作品。伊吹さんは短編のほうが好きかも、と思ってた。この作品もそう。
    私が連作短編ものが好みなのかもしれない。読書人生長いけど、今更気づいた。

    おいしいご飯メインのお話かなあと思いきや、ねこみち横丁とBar追分に関わるみなさんの、人間模様や人情もののお話でした。
    店員さんもお客さんも関係ない。
    ねこみち横丁で、おいしいものを食べて、あたたかいお風呂に入ると、元気になれる気がする。

    推しご飯は牛すじカレー。トッピングはコロッケ。
    コンソメスープも捨てがたい。



    学校においてもまずい描写は無いけど、お酒の話が多いので大人向けかなあ。お酒に興味がある子にはいいかもしれない。


  • 「BAR追分」伊吹有喜
    毎回、視点が変わるから短編集のようだけど全て繋がっている所が読んでて楽しかった。また、未成年の自分からすると「大人」というものに夢見させてくれる作品だった。人が救われて、歩み出す瞬間をみると、とても心が温かくなる。

  • バール追分、あたたかい。
    「ねこみち横丁」という名前もいいわー。
    色んなものを抱えた人たちが、その温かさに救われていく。
    管理人になった宇藤も、やってくるお客さんも。
    カレーのトッピング、私はやっぱりカツが好きかなぁ。
    エビフライの贅沢感も捨てがたいけどw
    ゴージャスさんのあれにはびっくりした。
    梵さんがああいう人で本当によかった。

  • それぞれのキャラが立ちすぎず、
    のんびり読めてよかったです。

    カレーとハンバーグサンドが食べたいなぁ。

  • 新宿の裏路地ねこみち横丁にひっそりたたずむ小さなお店。昼はバール、夜はバーとして営業するBAR追分を舞台にした4つの物語。どれも読んでほっとするカクテルのような逸品である。

    タイトルからして、どこぞの洋酒会社の広告的お酒のうんちく系小説家と思いきや、どっちかというと食べ物系の話題が多く、話の王道は人情ものである。その人情がいい、さすがは伊吹有喜この辺のつかみどころはばっちりである。

    食べ物も良いが、この作品に出てくる銭湯が実によい。是非一度浸かってみたいと思ってしまう。カレーも食いたいし、サンドイッチも食ってみたくなるし…

    続編何冊か出ているようなので、追いかけてみようと思う。いいシリーズ本に出会ってしまった。感謝!

著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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