- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440691
作品紹介・あらすじ
警察に届けられた一冊の日記。そこに記された内容から、二年前に起きた強盗致死事件の容疑者として、辰見という男が浮上する。未解決事件を追う追跡捜査係の沖田は宇都宮に急行するも、到着直後、辰見は重傷を負った姿で発見され、死亡してしまう。容疑者特定の矢先の出来事に、沖田と栃木県警は当惑を隠せない。一方、同係の西川は別の事件の資料を読み返し、頭を悩ませていて…。不可解な事態に翻弄される刑事たちは、事件の本筋を手繰り寄せられるのか。書き下ろし警察小説。
感想・レビュー・書評
-
追跡捜査係シリーズ第7弾。
2年前の強盗殺人事件の犯人が、宇都宮にいるとの情報を得て、沖田が部下を連れて、宇都宮に行くことから始まる。しかし、宇都宮で捜査を始めようとしたところで、容疑者は惨殺される。
その関係者が、同じ拘置所にいると踏んだ沖田や西川は、さらに関係者に当たろうとするが、関係者がさらに狙われる。これは連続殺人事件なのか?だとしたら、同機は何なのか?
出だしの宇都宮の描写に、ちょっとイラッ!作者も茨城出身なのに、何故、栃木をそんなにこき下ろすのか?そこまでの描写は必要なのか?と思いつつ、読み進めていたが、真犯人はまさかの人物。
最後はあまり見たことない展開で、結局、今回も面白かったと言うべきだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【警視庁追跡捜査係シリーズ第7作目】
6作目を読んだのがちょうど3年前。
ただ、読み進めると登場人物がうわぁーと思い出されて、話にすぐ入り込めた。
堂場さんの刑事物シリーズはそこが共通してすごい。
今回は、死んだ父の日記に二年前の犯人の目撃情報がある、との情報があり追跡捜査課が調べ始める。
そのうち目星をつけた二人が殺され、事件が大きくなっていく。
相変わらず西川と沖田は喧嘩する。けど、結局事件をつなげていく。
沖田が拉致されるという場面はドキドキした。
まさか死んでもなお、強制力が強い人がいるなんて。でも同じ誰かが複数の事件に触れないと、連続試験というのは明るみにでないのかも。 -
なぜ、2年前の強盗致死事件の犯人が殺されなければならなかったのか、謎過ぎます。
-
日記を書いた男が殺害されたことから始まった事件。
-
追跡捜査係シリーズ7作目
亡くなった人間が書いた日記からはじまる捜査
-
過去の刑務所でのいさかいが殺人事件につながる
-
まったく予想していない終わり方。
最後はページをめくるのももどかしかった。
現実にはどうしても解けない謎はあるのだろうけど
だからこそ物語の中ではスッキリしたい。
七年前の動機とは何だったのだろう。