ことばから文化へ: 文化がことばの中で息を潜めている (開拓社言語・文化選書 18)

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  • (株)開拓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758925181

感想・レビュー・書評

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  • 第3章から読みやすかった。
    ことばの意味に曖昧性があるからこそシャレやごろ合わせなど「言葉遊び」ができる。ことばは文化の影響を大きく受けており、数多く文化が存在しているがために文化的差異が誤解を招くこともある。
    「時」という概念については「空間」を用いて説明されており、私にとっては新鮮だった。

    異文化理解を学ぶときに少しは役に立つかも、って思える本でした。

  • 全体的に具体例が多く読みやすい。

    レトリックを如何に頼りにして私たちが世界を認識しているか。
    第三の文脈と著者が言う文化。それによってことばはどう変わるのか。
    文化が異なっても変わらない、ことば自体がもつ「あそび」の性質。

    明日からことばの中にひそむ文化とことばが遊んでる様を思わず観察したくなるだろう。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。大阪市立大学文学研究科博士課程退学。筑波大学名誉教授。筑波大学教授、聖徳大学教授を歴任。文学修士。英語語法文法学会会名誉顧問、筑波英語教育学会顧問。日本ルイス・キャロル協会会長(2003 ~)。

主な著書:『名詞・代名詞』(講座学校英文法の基礎 第2 巻)(共著、研究社、1983)、『音声学』(開拓社、1992)、『グラマー・テクスト・レトリック』(編著、くろしお出版、1992)、『動詞』(現代の英文法 第8 巻)(共著、研究社、1994)、『ユースプログレッシブ英和辞典』(編集委員)(小学館、2004)、『地下の国のアリス』『鏡の国のアリス』(訳著、新書館、2005)、『子ども部屋のアリス』(訳書、七つ森書館、2015)、『対訳・注解 不思議の国のアリス』(訳注、研究社、2017)、『ことばから文化へ』(開拓社、2010)、『紅茶の英国 英国の紅茶 メアリー・ポピンズは東風にのって―ことばからみる英国文化論』(北星堂、2006)、『英語で楽しむ英国ファンタジー』(静山社、2013)、など。ほかに、翻訳書、論文、エッセイが多数ある。

「2022年 『英文法総覧 大改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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