たのしいベイズモデリング: 事例で拓く研究のフロンティア

  • 北大路書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762830402

作品紹介・あらすじ

国内の若手研究者によるライブ感あふれるデータ分析事例集。有意性検定による手続き化された定石を180度転換する思考法として,「尤度によって現象を考える研究パラダイム」へと誘う。19の多彩な事例で,心理学が希求してきた「心理現象の一般法則の確立」と「個性の有り様の記述」の両者を同時に表現する道を拓く。

◆主な目次◆
第1章 大学生は18禁映像をどれくらい見ているか――2要因配置のAR法―― 豊田秀樹
第2章 血液型と性格には関連がある?――ベイズ的アプローチによる再分析―― 下司忠大
第3章 阪神ファン-巨人ファンの2大勢力構造は本当か?――Non-Zero過剰分布と多次元展開法を用いた感情温度の分析―― 清水裕士
第4章 ことばの背後にある意図を探る傾向の個人差――2項分布を用いた間接的要求の解釈率のモデリング―― 平川 真
第5章 音声から感情はわかるか? 鈴木朋子
第6章 男心をくすぐるデート戦略――時間で変化するデートの魅力を階層ベイズでモデリング―― 坂本次郎
第7章 心の旅が始まる――観光のイメージの世代間比較―― 小杉考司
第8章 傾いた文字は正しい文字か? 鏡文字か?――心的回転課題の反応時間を説明する混合プロセスモデル―― 武藤拓之
第9章 己の「歌唱力」を推定する――カラオケ採点データを用いたベイズ統計モデリング―― 紀ノ定保礼
第10章 オンライン調査における回答項目数のモデリング 岡田謙介
第11章 歴代M-1グランプリで最もおもしろいのは誰か 徳岡 大
第12章 顔は口ほどではないが嘘を言う――SDT,MPTによる二値データのモデリング―― 難波修史
第13章 集団メンバーの消極的な発言は他メンバーのパフォーマンスを低下させるか――参加者間計画の心理学実験で得られた集団データの分析―― 後藤崇志
第14章 いつになったら原稿を書くのか?――執筆量モニタリングにおける変化点検出―― 国里愛彦
第15章 探すのに集中しているときとそうでないときで何が違うのか?――指数-正規分布の階層モデリング―― 井上和哉
第16章 あなたの英語,大丈夫? 鬼田崇作・草薙邦広
第17章 心理療法の介入効果――構造方程式モデリングによる改善要因の検討―― 竹林由武
第18章 本当に麻雀が強いのは誰か?――ディリクレ分布を用いた雀力のモデリング―― 杣取恵太
第19章 男女間のナルシシズム傾向の差の検討――性別によるDIFを統制したベイズ項目反応モデル―― 北條大樹

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:140.7A/To83t/1/K

  • 身近な所からベイズモデリングへ誘おうという書きっぷりが好き。

  • だいぶ手元にベイズ関連本が集まったのだけれど、どうもヒットしない。これも内容的には興味深いし面白いテーマをベイズモデリングしたもので数式もありジョークもありという読みやすいものに仕上がっていると思うのだが、自分が知りたいことは書かれていなかったということで少々残念だった。

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著者プロフィール

早大

「2022年 『統計学入門 II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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