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- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763011435
感想・レビュー・書評
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ここ最近読んだなかで一番よかった。
口紅を塗るときに鏡を覗き込む。幼かった私、大人になった私、恋をしたとき、落ち込んで無理矢理明るい色を塗ってみる…口紅は女の人生を彩るもの。その時間は男のひとには味わえない、特別な時間。
なんて贅沢で幸福な小説なんだろう!!本当によかった!!どんなときも口紅を塗れる女でありたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Forever Rose - 主人公が6歳、12歳、18歳、29歳、38歳、47歳、65歳、79歳の時の口紅にまつわる物語。
好きな人からもらった口紅、オバサン化している自分に口紅をひく、など、口紅がいつも特別なものであるのを描いていると共に、各章うるっとくる角田さんらしい人間ドラマみたいなものがある。すごく短い章だし字も大きくて絵本みたいなのに。
とてもよかった。 -
初恋、結婚、別離…ドラマはいつも口紅とともに。ひとりの女性の6歳から79歳までの折々を短編で。65歳がよかった。こんなふうに愛せる人がいて、こんなふうに最後の時を一緒に過ごせたら・・・。