- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767811475
作品紹介・あらすじ
海外の本屋さんはインテリアはもちろんのこと、看板、ショーウィンドウ、ディスプレイなど見所満載!本書は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ローマ、ミラノ、アムステルダム・・・などおしゃれな街10都市のクラシカルなお店から、モダンデザインのお店までセンス溢れる33件を紹介。美しい写真で、見ているだけで楽しくなる1冊です。
感想・レビュー・書評
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ブクログのお仲間さんのレビューで知り、矢も立ても溜まらず図書館へ。
しかし、読みが甘かった。何しろ大きく重い。
見かねて司書さんが大きな袋に入れて持たせてくれた。
でも私が特別力が無いだけで、皆さんはそこまでのことは無いと思う。
ただ、重いということは念頭にいれておいてね。
知らずに持とうとすると「ギックリ手首」になってしまうので。
でもその中身は、頑張って持ち帰る価値が大いにアリ、です。
タイトルどおり、本当に【世界の】【夢の】【本屋さん】だらけ。
どんな贈り物だって、ここまでは胸がどきどきしない。
ロンドン・パリ・ローマ・ブリュッセル・アムステルダム・ニューヨーク・・
世界の大都市にある、美しく存在価値のある本屋さんを紹介した写真集。
本屋さんの特色と歴史だけでなく、店長さんの言葉と店員さんの言葉もそれぞれ記事になっている。それが、それぞれとても良いのだ。
共通しているのは、好きだから苦にならない、という姿勢と、この道を選んだ強いポリシー。
それはもう、尊敬さえしてしまう。
この一冊でさえもこんなに重いのだから、本屋さんは実は力仕事のはずなのに、誰もそんな弱音さえ吐いていないのだ。
この本を通して本屋さんの矜持に触れることが出来る幸せを、しみじみ思う。
世界最古のロンドンの古書店や、パリのチュイルリー公園内にある庭園の書店、ワインバーが設置されているレトロな書店、書籍コーナーの奥にバーカウンターがあるローマの文学カフェのような書店、17世紀の歴史建築が美しいパラッツォ・ロベルティ書店、13世紀のキリスト教会に設けられたと言うオランダの大型書店、映画【恋に落ちて】の舞台にもなったというニューヨークのブックストア。。。
私がこれまでの人生で見てきた書店とは、何もかも次元が違う。
出来るなら、どれもすべて巡ってみたい。
本好きの胸を熱くする、おすすめの一冊。
3800円という価格は、この内容を考えればむしろ安いくらいだ。
部屋に飾っておいてもいいし、本好きさんへの贈り物にしても良いだろう。
教えてくれたブクログのお仲間さん、どうもありがとう! -
「さまざまな本屋の栄枯盛衰を見てきました。生き残りの条件は、ほかの店やネット書店にはない個性があり、時代のニーズに合わせて積極的に変化していけて、また店での買い物を楽しい体験として提供できることだと思います。」マグマ 店長 ジョン・ウイングレイヴ
これだ!と思わず心でつぶやいてしまう。この考え方を常に持って、将来の温かい本屋さんにつなげていきたい。
「この書店では、1タイトルにつき1冊しか在庫を置かず、限られたスペースにできるだけ多数のタイトルを置く。そのため、読書傾向が一致した人々にとっては、大きな売り場を歩き回ることなく、効率的に本が見つけられる。在庫が1冊でも、今は出版社に注文すれば翌日日本が店に届くシステムが確立されているため、十分対応できる。」ロンドン・レビュー・ブックショップ
このシステムはすごく面白い。本との出会いを最大限増やせる、楽しめる場でありたい。
「いいデザインの本は平積みにしておくとよく売れる。それから、値段が安く買いやすい本を多めに入れるよう心がけている。子ども向けには本のほかにCDやDVD、おもちゃなどもそろえている。」
「書店が存在価値を発揮し、生き残っていくためには、本との触れ合い、人同士の触れ合いの場になる必要があります。だから、本の品ぞろえだけではなく、イベントの開催や、素敵なインテリアの居心地のいい店にすることがとても大事です」ル・メルル・モケール・サンキャトル店 店長 ヤニック・ビュルタン
「書店員のなかには、なんとなくあこがれて仕事についても、辞めてしまう人が少なくありません。実際、本のタイトルを入れ替えるだけのルーティン・ワークが多く、重い本を運ぶので肉体的にもきつい仕事ですから。でも僕は、本にいつも触れていられるだけで幸せなので、天職ですね」
ル・メルル・モケール・サンキャトル店 ステファン・ドリュジョン
本とワインを一緒に売ったっていい。
「つまりは当たり前のワインバーです。でも、本が会話のきっかけになることもあるし、この店なら、普通の本屋なら見落としていたかもしれない本を、ふと手に取って読んでみたくなるかもしれません。それが大切な1冊になることもあるでしょう。そんな出会いのために、この店に足を運んでもらえたらと思います」ラ・ベル・オルタンス 店長 グザビエ・ドナミュール
「この店に置いている本は、お金とスペースさえ許せばすべて自分でも買いたい本です。100%進められる本のよさを、お客さんと分かち合うこと。これが、本屋としての一番の喜びではないでしょうか」パレ・ド・トーキョー書店 店長 アルノー・フレモー
「書店経営が、ほかのビジネスと比べて特別なものだとは思いません。真心のこもった優れた商品を、真心を込めて販売することが大切です。」Ofr 店長 アレクサンドル・チュムレル
「あまり知られていない本に光を当てて、それを潜在的に求めている読者との出会いの仲人になることが、書店員の役割です」アリオン・エスポジツィオーニ書店
「多くの書店がインターネットでの通信販売を手がけているが、メンドでは店頭販売しか行わない。店で実際に本を見るという体験により、訪れる人にインスピレーションを与え、お客さんに付加価値として提供することが、重要だというポリシーを持っている。」p136
「また、今まで大きな店に置いてあっても目につかなかった本が、この店では目に入って来るということもあるでしょう。この店では、本がより美しく見えます」p138
「今この店で働いているのは、自分が情熱を傾けられることを見つけ、人生を楽しむための準備期間です」p139
「書店員を信頼し、自由を与えることが、よりよい書店をつくる」p141
「良い本には驚くべき力があり、本のほうから私に語りかけてきます」p150
「小売業の基本はひとつ。ショッピングの体験を楽しんでもらうことです。「なんだか来たくなる。本が買いたくなる」という店づくり。建築に力を入れることは、マーケティング上の戦略でもあります」150
とにかく本に対して生き生きと語る書店員さんの言葉がぎっしり。夢の詰まった本でした。
アクション
世界の本屋さんにいってみる。 -
いや〜もう
コレ一冊あれば
世界中の本屋さんを
その日の気分で
脳内散策できちゃいます(笑)(^O^)
本の品揃えやディスプレイ写真は勿論、
店の看板や
ショーウインドウなどの外観、
閲覧のための
ゆったりとしたソファーや
インテリアに内装などの
入店した雰囲気が分かる写真、
そしてオーナーや
書店員のコメントにいたるまで、
本好きさんの心をくすぐる
贅沢で盛り沢山な
素晴らしい内容になっています。
写真集と言っても過言じゃないほど
綺麗な写真の数々。
旅をするように本を選ぶことができる、
ロンドンで最も美しい書店と言われる
「ドーント・ブックス・マリルボーン』の
美しいこと美しいこと。
重厚で歴史の重みを感じさせる
クラシカルな内装に見入ってしまいました(>_<)
他にも
映画「恋に落ちて」で
ロバート・デニーロとメリル・ストリーブが本を買った書店として有名な、
大人の品格あふれる、
アメリカはニューヨークの
リッツォーリ・ブックストア。
書店とレストランを組み合わせた
ベルギーの
クック&ブック。
創業250年、
世界最古の古書店である
ロンドンのヘンリー・サザラン
など
本好きなら
ヨダレが出る本屋さんがズラリ!!
知識だけが欲しいんであれば、
場所をとらずに持ち運びにも便利な
iPadがいいんやろうけど?
かすかな紙の匂いを吸い込み、
用紙の色みや
カバーデザインに目を細めて、
紙の質感や重量感を
指に感じ、
ドキドキワクワクしながら
ページをめくることこそが、
本来の
読書の醍醐味やと思うんですよね〜(^_^;)
目と鼻と肌で
一冊の本を感じてきた、
その記憶が胸の中にあるから、
指が、
匂いが、
無意識のうちに
それを憶えているから、
知識は
自分の身となり
栄養となるんやと思う。
この本、
お値段は4千円ほどしますが、
本屋さんが好きであれば
充分にお釣りがくる内容だと思います(*^o^*)
自分は普段は、
常にギターと猫を触ってないと
落ち着かへんのやけど(笑)
最近はそこに
この本が加わりました(⌒〜⌒)
暇さえあれば
ページをめくり
ニヤニヤ写真を眺めては、
夢の世界へトリップしてます(笑) -
What Beautiful Book Shops around the World!
I would like to go there.
世界の本屋さんの紹介です。
本屋さんに行きたくなりました。
(1)Daunt Books Marylebone /London
ハリーポッターの世界のように、本が話しかけてきそうな感じ。
店員クリスチャン・ブッチャーさんの言葉
「本屋で働いている人たちは自分で選んだわけではなく、吹きだまりに集まるようにこの仕事に就く人が多いようです。運命と言うべきでしょうか」
(2)La Belle Hortense / Paris
ワインバーと本屋のコラボ。
オーナー ドナシュールさんの言葉
「文学も、ワインも、農業も、フランスの大切な文化。その全ての意識向上を図りたい。」 -
世界各地の、まさに夢のような雰囲気ただよう本屋さんを紹介。
ポップな色使いあり、美術館のような荘厳さあり、
はたまた、誰かのうちに招かれたようなアットホームさあり、
どの本屋さんも、胸ときめくすばらしい店内。
本が好き、本の匂いが好き、本がもたらしてくれる
ときめきが好き・・・
だから、本屋さんが好き!!
そんな本屋さん好きの心を満たしてくれる素敵な写真満載。
書をもとめ、世界に出たくなる。 -
全世界の本好き、というか「本屋が好き」「本棚が好き」「背表紙が好き」「装丁が好き」「本の匂いが好き」「本屋の雰囲気が好き」な人は読んだ方がいいよ!という本。続編も好きだー。
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2012/12/06
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ページを開いて、心を踏み入れた瞬間、
(これまでの記憶は全部消えてしまってもいいや。)と、
体を思いっきり空っぽにしてしまいたい衝動に駆られた。
見渡す限りの本、本、本…
どの本を手にとる?
あぁ、あれも、これも、それも、全部読みたい!
時間なんて、消えてなくなっちゃえばいいのに~~~
白いページに刻まれた言葉は
他の誰かの心の中。
自分の中には決して存在しない未知のゾーン。
海よりも、空よりも、何処よりも広い無限の空間。
それらがひとつの星の様に、ぎゅうっと固体化して本となり、
たくさん散りばめられた場所がここなら
もう、そこは
『夢の本屋さん』としか言いようがない。
その本屋の前から、もう動けないのは
心はもうすでに読み始めているから?
空になった体に最初の記憶を刻み始めているからなのだろうか?-
2012/06/02
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nyancomaruさん、
コメントありがとうございます♪
口では決して言えない言葉で、より伝わってくれたら嬉しいのですが。^^;nyancomaruさん、
コメントありがとうございます♪
口では決して言えない言葉で、より伝わってくれたら嬉しいのですが。^^;2012/06/04
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タイトル通り厚くて大きい本に夢のような世界が詰まっている。
説明文は必要最小限で写真がメイン。オールカラーで店内の雰囲気がよく分かる。
写真のなかの書棚を眺めているだけでわくわくする。
背の高い書棚に本が整然と並んでいる図ってものすごく綺麗。
協会を書店にしたり、貴族のお屋敷を書店にしたり、建物自体がそんじょそこらの書店とは違うのも楽しい。
店長や店員の仕事に対する思いが読めるのも良い。書店の仕事に誇りを持っているのがよく分かる。
行ってみたいなぁと思うけど、日本語以外の言語を読む自信がない。
…勉強しようかな。-
2012/04/08
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「わくわくしたいなぁ…。」
ついつい大きな本屋さんで、自分の興味ある棚だけ見て済ませてしまってますが、小さくても個性的な本屋さんを巡って、意...「わくわくしたいなぁ…。」
ついつい大きな本屋さんで、自分の興味ある棚だけ見て済ませてしまってますが、小さくても個性的な本屋さんを巡って、意外な出会いがあると良いなぁ~と思ってます。2012/04/09 -
いいですね!
そういう時間を過ごしたいです。
こういう本を読むだけで満足しないで、自分の足で行って、自分の目で見なきゃですよね。
世界...いいですね!
そういう時間を過ごしたいです。
こういう本を読むだけで満足しないで、自分の足で行って、自分の目で見なきゃですよね。
世界の本屋さんは難しくても、nyancomaruさんの仰るような出会いも素敵だと思います。2012/04/09
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紹介されている書店の外観、内装の写真もステキですが、それにも増して店主や店員の言葉がステキ。
それぞれの書店の経営理念や独立系(大型チェーン店に対して)書店としての生き残り策など興味深い。また店員さんがその本屋で働くまでの職業暦やこれからの夢などもなども語られていて、その書店の魅力に奥行きを与えてます。
見た目はアート系の本のようだけど、実はマーカーを片手に線を引きながら読み進みたくなる本。-
2011/11/10
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2014/02/25
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/2020
お返事が遅くなってしまってごめんなさいね。
今回も素敵な本を教えて頂いて、ありがとうございました!
写真集です...
お返事が遅くなってしまってごめんなさいね。
今回も素敵な本を教えて頂いて、ありがとうございました!
写真集ですが、ひとつのカテゴリーにいれるのももったいないような一冊ですね。
丸々、美術品のようなものです。
そうそう、本当にもう、うっとり・・眺めている間、とっても幸せなのです。
外観とその規模も驚きでしたが、何よりも感動的だったのは、
それぞれの本屋さんの本と言うものに対する熱い思いです。
比較してもしょうがないんですが、私の知ってる近隣の書店とのあまりの差にガクゼンですね。
【この本、ほんとに重くて大きいから本棚から
取り出すのがちょっと大変だけど、でもこの大きさで
あの美しい写真で見れるっていうのがまた
たまらないですよね~っ】
紙質と装丁にこだわった結果の重さですから、納得ですよ。
始めはびっくりしましたけどね(笑)
なので、皆さんの心の準備として「重さ」をレビューに入れて置きました。
シリーズで「世界で最も美しい書店」という本もあるのですね。
おお、そちらは紙質がやや劣るのですか。
う~ん、こちらの一冊が重かったことの反省でしょうか。
【でもでも、お値段は3800円と変わらないので
いろいろと欲しい本だらけの毎月の中、買う時に
思いきりと他の本の諦めが必要になるのが…】
確かに、それは色々な諦めは必要な買い物になりそう。
でも不思議なことに、贈り物にしようとすると、このお金が出せるのですよね。
自分用にはなかなか出せないのに、可笑しいですよね。
というわけで、誰か私に贈ってくれないかなぁ、なんて(笑)
お返事がとっても遅くなってしまってごめんなさいね。
はい、あやさんおすすめの一冊を、遂に読み終えました。
いっぱ...
お返事がとっても遅くなってしまってごめんなさいね。
はい、あやさんおすすめの一冊を、遂に読み終えました。
いっぱいいっぱい、妄想を広げてくださいな。
決して裏切られませんよ~
お近くの図書館に、この一冊が置いてありますように!
【そして、お二人のレビューと読了した本、共通し て書いてらっさることが、 「大きくて重い」!!
なかみはもちろんですが、どれだけ大きくて重いのかのほうにも
興味が湧いて仕方がありません(* ̄∇ ̄*)】
うはは、これはもう、必ず書いておかねばという重さです。
気楽に持とうとすると「ギク!」となります。
何しろ、ページを開かなくても、しっかり立っている本ですから!
いかに装丁が良く、紙質も良いかということですよねぇ。
ページをめくるとき、「あれれ?何枚かまとめてめくちゃったかな?」って、
指でこすってみても、やっぱり1ページしかめくってなかったと言うことも・・(笑)
価格は高いですが、この一冊のために写真家さんと編集者さんが
どれだけ手間暇かけただろうと、じゅうぶん想像できるのです。
ぜひぜひ、九月猫さんの手元にも、この本が届きますように!
今はレビュースランプ中なのですね。
九月猫さんはしっかりと丁寧にレビューを書かれるので、時に大変なんじゃないかと思ったりします。
まして、レビューは義務でもなんでもないですし。
たまには手抜きで、「読んだじょ~!面白かったじょ~!」でもいいですから、載せてくださいね。
それで喜ぶ私のようなタイプもおりますので。
お返事いただいていたのに、お礼が遅くなってごめんなさいデスm(_ _;)m
ナニサマですか、なレビ...
お返事いただいていたのに、お礼が遅くなってごめんなさいデスm(_ _;)m
ナニサマですか、なレビュースランプは、どうやら夏バテの前兆でもあったようで、
なかなかブクログのぞきに来られませんでした。
読むのは読めるけれど、文字を書くという行為がどーにもこーにも
できなくて。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
未レビュー本が増えていく一方で、内容を忘れてしまうわっ!
ということで、低空飛行ながらぼちぼちと復帰していく予定です。
あらためまして……よろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ
nejidonさんは体調崩されたりしていませんか?
残暑とは呼べない暑さはまだまだ続きそうなので、
お気をつけて楽しい夏をお過ごしくださいませね♪