精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方

  • 金剛出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772413527

作品紹介・あらすじ

DSM‐5に定義された診断基準は臨床において非常に役立つものであるが、バイブルのように使うのではなく、患者の役に立つように柔軟に活用していくことが必要になる。本書は、各精神疾患のスクリーニングのための質問例と診断典型例の簡潔な記述から始まる。筆者が長年にわたり行ってきた診療、若手医師への指導内容、そしてDSM‐3、DSM‐3‐R、DSM‐4の作成にかかわってきた経験を踏まえ、包括的な鑑別診断を示し、除外すべき状態や「各診断のコツ」も明示している。また各精神疾患に対応するISD‐9‐CM分類コードも示している。過剰診断を減らすための注意と、流行の診断による影響・その対策、DSM‐5を読み解く上での注意点も書かれている。

感想・レビュー・書評

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  • DSMを金科玉条のように用いている方におすすめしたいと思います。専門家むけの書物ですが読み物としても痛快な内容です。

  • 北里大学医学図書館OPACへ
    http://saosrv.kitasato-u.ac.jp/webopac/newexe.do?pkey=BB10113210

  • 精神医学はまだまだ発展途上の分野である。診断をつけることが、その人の心理的、社会的にどのような意味を持つかということを考えながら付けなければならない。その事を、DSMを使う際に気を付けないといけないことで解説された本であった。

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著者プロフィール

アレン・フランセス(Allen Frances)
デューク大学医学部、精神医学・行動科学学科名誉教授。医学博士。『精神疾患の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)作成委員長、DSM-IIIおよびDSM-III-Rの作成の主導メンバーの一人でもある。著書に、世界的ベストセラー『正常を救え』(講談社)のほか、『精神疾患診断のエッセンス』(金剛出版)、『DSM-IV-TRケーススタディ』(医学書院)などがある。

「2020年 『アメリカは正気を取り戻せるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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