バッテリー 3 (教育画劇の創作文学)

  • 教育画劇
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774604701

感想・レビュー・書評

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  • 巧と豪くんの心理描写やキャプテンの人柄が良い。何より理不尽な外部の圧力をはねかえそうとする、野球に対する純粋な想いが伝わってきます。強豪チーム相手にどんな試合をするのか続きが気になります。

  • おもしろかった。

  • ふと気がつけば、3巻目の真ん中へんにしてようやく、紅白試合とはいえ野球の試合になり、巧がマウンドに立った。それに、すっかり忘れてたけどバッターボックスにも立った。すごい丁寧な話運びだよね。
    いいぞ豪、怒れ怒れ!(でも豪が怒ると私も怖い)

  • なあ、豪。おまえは、どうなんだ。勝利をみんなで喜びあうことも、敗北をいっしょに悔しがることも、仲間と心が通じあうことも、まとまったいいチームになることも、なんの意味もない。そう、思わないか。

  • ★2016年10月29日読了「バッテリー3」あさのあつこ著 評価B
    主人公原田巧は、中学校野球部に入って、自らのピッチャーとしての才能を生かして全国大会に行って活躍することしか考えない、まだまだ生意気な1年生。
    早速上級生に目をつけられて、部内での陰湿ないじめが始まり、そのいざこざが学校側の知るところとなり、部活動を休止させられてしまう。
    女房役のキャッチャーである永倉豪と野球部顧問のオトムライと呼ばれる戸倉真先生から、ジコチューの巧は、様々な問い掛けや働きかけで人として成長することを求められるが、頑固な巧はそれに一切応じない。
    ようやく再開した部活動で、上級生対下級生の紅白戦を行い、下級生チームが巧の好投で勝利する。そして、キャプテンの海音寺は、校長へ全国ベスト4の横手二中と試合をしたいと希望するが、却下される。海音寺は、横手二中の強打者である門脇を誘い出し、原田と永倉のバッテリーで勝負を挑み、門倉を見事封じさせ、門倉に試合を非公式の練習試合を申し込ませることに成功する。

  • オトムライじゃないけど、
    ほんと、このガキはあ、って感じ。
    いやあ、扱いづらいことこのうえない(笑)
    自分でもどうしようもないのでしょうが、
    ほんっと、いい意味でも悪い意味でも
    周りを騒がす天才だな、と。
    にしてもそーゆー人物設定なんだからしょうがないんだが、
    マウンドで投げるのは好きだけど、
    ほかはどうでもいい、というのは野球する人間として
    アリ、なのかしら??
    ある意味超純粋、といえるけれど・・・。
    まあ、まだ中学一年生だからなあ。
    そのへんはまだまだ成長過程、ということなのか?
    となると、高校生くらいになったらこのころの自分って
    結構黒歴史になってそうだなあ。

    あ、比べて人間できてる系にみえてた豪くんも、
    結構重症気味。
    いや、それくらい巧の球がすごい、とゆーことなのだが・・・。
    もし豪が巧の球を受けられるのが、
    人より恵まれた体格ゆえだとしたら、
    そのうち天才についていけなくなるとしたら・・・、
    そこはなかなか難しいとこだよなあ。
    さてさて、青波が見守る中試合開始。
    どうなることやら

  • キャッチボールをしたくなるけど、グローブって結構高いんよなー。相手もいないし。なんてハードルが高いんだ野球…!
    と思うと、少年たちの野球への想いが分かるような。小町先生の気持ちに一番近いけど。

  • 久しぶりに再読。
    野球部の活動が再開するまで。(春~夏)
    そして横手中登場。門脇かっこいい。

    「出会うべくして出会った相手だ。」

  • 子どもの言い分と、大人の事情。

    「好きなだけではだめなんだよ」
    校長先生の言葉は、リアリティを感じさせる。
    わたしももう、一端のオトナなので校長先生側の見方をしてしまうなぁ。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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