千両みかん (柳家小三治監修 本格らくごえほんセット)

  • 教育画劇
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本棚登録 : 119
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774622125

作品紹介・あらすじ

人間国宝・柳家小三治監修!!本格落語えほんシリーズ第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • 〝大店の若旦那を診た、江戸一番と評判の名医が「あの病人は、山ほど薬を飲ませたところで治らない。なにか胸につかえているものがあって、それを落としてやれば、すっかり元の体に戻る」・・・大旦那に頼まれた番頭が、若旦那から聞き出したのは「蜜柑。蜜柑が食べたい―!」・・・大旦那いわく「番頭さん、いま、何月だと思ってる? この夏のいちばん暑い盛りに、いったい蜜柑が何処にあるんだい」・・・みかん問屋で見つかった蜜柑一つが、千両(約1億円)だった!?・・・ 〟いくら、なんでも高すぎる…長年こつこつ働いてきた番頭さんが落ちとなり・・・お後がよろしいようで。

  • 良かった

  • 「有名な古典落語「千両みかん」の絵本です。

    舞台は、江戸の町。
    布団に横になっているのは、ある大きな商店の若旦那です。
    若旦那は長患いのようですが、どうやら薬を飲んでよくなる病気ではなく、何か胸につかえているものがあるようです。
    心配する番頭さんが、医者のアドバイスに従って聞き出そうとすると、若旦那が言うには……。
    「つやつやとして……、
    やわらかで……、
    キメのこまかやかな……、
    ふっくらとした……、
    かおりのいい……、
    水気のたっぷりとした……」
    「みかん。みかんたべたいなあー!」

    さあ、まさかみかんとは思わず、「お安い御用」と請け合った番頭さん。
    ところが、今が真夏のいちばん暑い盛り、みかんなんて手に入らない季節であることを忘れていました。
    旦那さまに、「息子をそれだけ喜ばせて、がっかりさせたら、ヘタすりゃぽっくりいってしまう。そうなったら主人殺しで磔(はりつけ)だ」と責め立てられ、矢も楯もたまらなくなった番頭さん。
    広い江戸のどこかに、1つくらいみかんが見つかるのではないかと飛び出します……。」
    (絵本ナビ紹介文より)

  • 読了

  • 14'00"

  • こどもたちがらくごえほんを読んで落語に興味を持ってくれるといいですよね。この「千両みかん」現在では成りたたない話ではありますが、オチの部分はありうるかもしれないと思いましたよ。

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著者プロフィール

1949年群馬県前橋生まれ。1983年に木彫・木版工房「でくの房」を開く。
『ばあちゃんのえんがわ』で第五回講談社絵本新人賞を、『おじいちゃんのまち』で
第十三回絵本にっぽん賞を受賞。
絵本作品に『ないたあかおに』『あめふりうります』(以上、講談社)、
『かえるのどびん』『しにがみさん』『ねこのさら』『しばはま』『そこつ長屋』(教育画劇)、
「おばあちゃんといっしょに行事食をつくる絵本」シリーズ(佼成出版社)などがある。


「2022年 『せかいのくにで いただきます!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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