夢を売る男

著者 :
  • 太田出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778313531

感想・レビュー・書評

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  • 最初は牛河原がやることにすごくもやもやして「こんなん良いのか」って思ったけど次第に良いとか悪いとかで判断しづらい…てなった。日本人て世界のどこよりも自己表現したい人種なんだ。満足とか幸せとかって他人からみたら勘違いだったり思い込みだったりするのかな。ずーっともやもやさせるくせに最後の最後での牛河原の行動にやられて読了感はめちゃくちゃ良い、って思わされる。

  • 何とも生々しい!

  • こういう商売本当にあるのかなと思いながら読みました。もっともらしい返答は、少し参考になりました

  • 出版業界の仕組みがちょっと分かった。
    読みやすく、展開も面白かったのでサクサク読めた。終え方も良かったが、感動があるわけでもなく、爽快感があるわけでもなかったので星3つにした。

  • 軽いテイストで一気に読み進められた。
    映像化してもそこそこ面白いしっかりとしたストーリーとわかりやすいキャラクター達。

  • 軽快で読みやすい本です。

    自費出版やそれにまつわる黒い話は自分も聞いたことが有ります。
    夢とは、本とはなんなのだろうとちょっと思ってしまいました。
    出版業界のことも垣間見えて興味深いストーリーです。

    クリエイターとは常にいろんな場所でいろんなものと戦っているのだと
    思わされました。

  • 出版社が偏屈者を食い物にする話。
    自己顕示欲の強い嫌な奴を丸め込んで、金をむしり取る。
    「ざまあみろ」と思いながら、「あれ自分にも当てはまるの?」と自身を振り返った。
    海千山千の編集者。彼にも夢見ていた時期があり、夢破れたのかもしれない。だからと言って他人の夢を壊しても良いわけではない。夢は売っていない。夢を売りつけているだけ。現実を見せずに、目を覚まさせずに。
    「百田某」などと自虐ネタもあった。出版社を虚仮にすることに負い目を感じたのか。日和ったか。
    最後は格好つけて終わった。罪は罪。出版業界の真実の一端であるかもしれない。

  • 出版業界の裏側を描いた一冊。
    凄腕の編集者牛河原のキャラクターが豪快で面白い。
    前半は同じような中身の繰り返しで正直つまらなかったが、後半ライバル出版社と戦うあたりからはまぁまぁ面白かった。
    全体的には、東野圭吾の「歪笑小説」と重なる部分が多い。出版社の裏事情など。
    そのせいか新鮮味が感じられなかったのが残念。

  • 読んでいるうちに、牛河原のセリフに、ありかな〜と納得してしまう。あまりに人間が愚かだから、売られて金で買う夢もあっていいのだ、買えるなら。最後に、その一線。

  • 出版業界の現状、暗部、恥部をコミカルなストーリーにしています。
    サクサク読めて面白い。「錨を上げよ」と少しリンクしています。

著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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