- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778322229
感想・レビュー・書評
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機能不全家庭で育った女性漫画家のコミックエッセイ?だと思います
ところどころボカしてあるのか、作者が他媒体で言ってたこととエピソードが合わないところがある気がしました
おそらく創作というか、読みやすくするためか面白くするためか脚色がありそうで、実在の体験というよりはフィクションとして読みました
幼少期から成人して再婚するまでが書かれています
一家の不幸エピソードが立て続けに描かれたあと、作者が投影されているであろうキャラが体験を総括する書き方になっています
そのためまとめるセリフの一つ一つに重みがあって、読んでて納得感があります
「虐待してくる親に反撃しなかったのは、刺し違える可能性があったから」「異性に性暴力受けたから同性愛者になったと解釈され、愛を疑うこと」「死んでから重みを感じることもある」など、絞られた属性に類する人が読めば、一度は通る考えを反芻するようなセリフがページめくることに出会えます
無理解に対する葛藤を端的に表すセリフがどれも好きで、「生きていくこと、人生を測るモノサシの目盛りの刻みを増やすこと」が一番好きです
社会の捉え方を、ドットからCGまでに解像度をあげていくみたいに、ものごとを見つめれたらいいなと、学生時代に思っていたので心に残っています
今になって読み返すと、ここまで学資かけられて育てられていて、広い土地を持っていてなお中流家庭を自称するのに白けてしまいました
社会的に見れば、上澄みのあたる家庭であるので普通ではなく恵まれている出自だと思います
事故や詐欺、性暴力は東京にしか存在しないわけではなく、北海道から沖縄まであるワケで、それならスペックの高い都市に生まれ育つほうが福祉に繋がれる可能性が高いでしょう
逆転の機会に恵まれた街で苦労自慢されても感動できません
著者のファンのかたなら楽しく読めると思いました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生き延び勝ちのデスゲーム的家族観が無敵の強度。かっこいい。
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ちょっとツラいかな。
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TVブロスの漫画紹介をみて、すぐAmazonで取り寄せた。今読んでる絶叫と被る所がある。壮絶な家族の中で生きてきた女の話で、出る人みな、救いようもないバカ。読んでて、反吐が出そうな父親。優しいけど、自分の事だけ考える母。多少なりとも、自分にもロクデナシな部分はあるが、理性とか、情とかはある。ラストはやはり家族に愛されたかった主人公の気持ちが痛かった。
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2014.10.03 読了
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はやく終われ!はやく終われ!と思いながら最後まで読んでしまった。全身打撲と同等な読後感。全身打撲さたことないけど。
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誰も懲りない。憤りと諦観の混じった主題が重く響く。ともすれば自分の幸せ至上主義で人の痛みを見過ごしてるのでは、と思わされる。