ベランダは難攻不落のラ・フランス (CUE COMICS)
- イースト・プレス (2018年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781617084
感想・レビュー・書評
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短編集、一番面白いので普通よりちょい下レベル
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知らずに世界の歌姫とピクニックをした小さな子の一幕/街の小さな天文台をめぐる物語/ベランダづたいにやってきたとなりの子。家でも学校でもどこでもない学校が貴重だったのに。/大好きな姉の部屋に見知らぬ男の人が。音楽制作にはげむから内緒にしてと。貴重な一時はすぎたけど...最後は部屋に蓄光シールを貼る手伝いをしつつ。/難攻不落:何年かぶりに小学生時代をすごした商店街にもどってきたのに、昔の友だちはそっけなかったり、怒らせちゃったり。それでももう一度秘密基地に集まり/若い頃の貴重なひとときをすくい取った短編集。
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なんてことない日常に、
藤子不二雄先生のSFよりも薄いほんの若干の不思議な要素を取り入れた
日常にありそうでなさそうなことを描のに長けた衿沢先生の特色が光る短編集。
物事はなるようにしかならないのではなく、なんとかなるのでもなく
なんとかするものだという力強さを感じるのも面白さの1つでしょうか。
タイトルが意味不明で、何か深い意味があるのだろうか?と
読み進めようとしたとき、もくじで納得。
10ある短編のうちの三作品
ベランダを介して得られる、お姉さんと小学生の妙な仲「ベランダ」
癖のある5人の男女の友情を描く「難攻不落商店街」
ある姉妹の地下室でのちょっとした秘密を描いた「ラ・フランス」
の題を繋げただけのものでした。
しかし表題に使われるだけあって、この三作はよくできてます。
材料はやや奇妙なのに着地点は割と普通、この静かな快感はやめられません。 -
ジャケ買い。
短編集。
「えっ」と思う展開があったりするのが心地いい。