ベランダは難攻不落のラ・フランス (CUE COMICS)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 427
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781617084

感想・レビュー・書評

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  • 短編集、一番面白いので普通よりちょい下レベル

  • 知らずに世界の歌姫とピクニックをした小さな子の一幕/街の小さな天文台をめぐる物語/ベランダづたいにやってきたとなりの子。家でも学校でもどこでもない学校が貴重だったのに。/大好きな姉の部屋に見知らぬ男の人が。音楽制作にはげむから内緒にしてと。貴重な一時はすぎたけど...最後は部屋に蓄光シールを貼る手伝いをしつつ。/難攻不落:何年かぶりに小学生時代をすごした商店街にもどってきたのに、昔の友だちはそっけなかったり、怒らせちゃったり。それでももう一度秘密基地に集まり/若い頃の貴重なひとときをすくい取った短編集。

  • なんてことない日常に、
    藤子不二雄先生のSFよりも薄いほんの若干の不思議な要素を取り入れた
    日常にありそうでなさそうなことを描のに長けた衿沢先生の特色が光る短編集。
    物事はなるようにしかならないのではなく、なんとかなるのでもなく
    なんとかするものだという力強さを感じるのも面白さの1つでしょうか。

    タイトルが意味不明で、何か深い意味があるのだろうか?と
    読み進めようとしたとき、もくじで納得。
    10ある短編のうちの三作品
    ベランダを介して得られる、お姉さんと小学生の妙な仲「ベランダ」
    癖のある5人の男女の友情を描く「難攻不落商店街」
    ある姉妹の地下室でのちょっとした秘密を描いた「ラ・フランス」
    の題を繋げただけのものでした。
    しかし表題に使われるだけあって、この三作はよくできてます。

    材料はやや奇妙なのに着地点は割と普通、この静かな快感はやめられません。

  • ジャケ買い。
    短編集。
    「えっ」と思う展開があったりするのが心地いい。

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著者プロフィール

1978年10月13日、東京生まれ。高校卒業後、ロンドン芸術大学キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツに留学。そこで近況などを描いたフリーペーパーを日本の友人に送っていたが、その友人の薦めにより『コミックH』に投稿、2000年「カナの夏」でデビュー。『おかえりピアニカ』『向こう町ガール八景』『シンプル ノット ローファー』『ちづかマップ』『SatoShio』『ツヅキくんと犬部のこと』『新月を左に旋回』『うちのクラスの女子がヤバい』など著書多数。

「2018年 『ベランダは難攻不落のラ・フランス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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