ベランダは難攻不落のラ・フランス (CUE COMICS)
- イースト・プレス (2018年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781617084
作品紹介・あらすじ
「衿沢さんの描かれる関係性は健やかで粋で
エロくないとこが逆にセクシーで
うわーってなります! 好きです!!」
──コナリミサト(マンガ家 『凪のお暇』ほか)
音楽と子ども、10代と冒険、秘められた魔法……
近作からレア作まで、衿沢世衣子のエッセンスが詰まった短編集。
各作品にセルフライナーノーツも書き下ろしました。。
感想・レビュー・書評
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書店のPOPにあおられ、衝動買い。作品についての予備知識もなく衿沢世衣子さんの作品も初読みなので、正直賭けだったが……結果、大当たりでした。さすがあゆみコミック大賞作品!
「10代と冒険、音楽と子ども、秘められた不思議ー。」その帯文句通り、シュールでくすっと笑えてピリっと痛くてちょっと甘くて。賑やかさと寂しさが共存している、作品全体に漂う空気感がすごく好きだ。何で今まで衿沢作品を読んでこなかったのかと軽く後悔すらしている。
読むほどにジワる短編ばかり、それぞれについて語りたいところだが…敢えて、何も知らずに私のように読んで欲しいなという気持ちも少しある。
財布の紐をゆるませてくれた書店さん、ありがとう。元書店員としては、POPきっかけの出会いが最高だったことの喜び、ハンパないです(最近こういうこと滅多にないので)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
圧倒的に夏の話。
ああ、こんなことがあったなって
ふと小学生時代の自分がかけて行った背中を見送るような
そんな気持ちになる
世界観と空気がとてもすき。
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音楽と子ども、10代と冒険、秘められた魔法…。衿沢さんのエッセンスが詰まった短編集。セルフライナーノーツ付き。衿沢さんのこういう感じ、すごい好き。
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衿沢作品ってなんども読み返したくなる謎の魅力があって、
なんど読み返してもなんか心にストンと落ちる感じがある。
なんなんだこれは。 -
逃げる
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・GURL'S SURVIVAL KIT
・リトロリフレクター
・夕べの音楽
・ラ・フランス
・浜万年青(はまおもと)
・市場にて
・難攻不落商店街
ⅰ)終結! 我らが街に忍び寄る危機
ⅱ)シネマコンプレックス七変化
ⅲ)鍛錬! ピンヒールマジック
・ベランダ
「ラ・フランス」室内から外へ……その解放感……30分の短編アニメで見てみたい。
「ベランダ」同じく、こちらは実写短編が合いそう。
このカバーイラストを見て思ったのだが、斜めに走る直線がまるでリズムを持っているみたいで、漫画中のコマでも、間を突っ切る直線がスカッと気持ちいいな、と。 -
衿沢世衣子さんの作品『ベランダは難攻不落のラ・フランス(2018)』を読了。
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積み本を読む。
『ベランダは難攻不落のラ・フランス』
短編集。一番好きなのは「リトロリフレクター」。ロマンティック。廃墟でのボーイミーツガールからの魔法、天文台、月までの距離、そしてこう纏めたかと嬉しくなるラスト。この一冊の中で一番新作なだけあって、洗練されてるのかもしれない。
次に好きなのは「ベランダ」。家じゃ無い、学校じゃないどこか。わたしにもあったらなあと馳せるけど、あんなに外が好きだった私は引きこもるのが大好きになったな。子供の頃は学校と家が全てだから、ほかの場所に行きたがる。大人になった今は職場がメインスポットだから、家に居たいのかもしれない。 -
短編集。『ラ・フランス』って話が最高。