- Amazon.co.jp ・本 (706ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783511755
感想・レビュー・書評
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知識は古びていくけれども、発想はいつでも新しい。
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446夜
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オートポイエーシス フィードバック 生態系
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ベイトソンは、基本的には論文という形で仕事をすすめ、なんとその中でさまざまな実験を繰り返していたわけだ。M.ミードとの間に授かった娘との「メタローグ」という往復文章?には驚いた。男とか大人とかじゃなくておとうさん、でも学問できるじゃないの、というようなびっくり。ダブルバインド理論に関する主論文もここに収録され、丁寧な訳と訳注で詠みやすい。
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激ムズ!泣きが入りそうに難しいこと言ってます。そして、がんばって読んで理解するとものすごく面白いこと言ってます!ベイトソンって賢いよなあとつくづく思ってしまう。何食べたらこんなに賢くなるんでしょうね?内容は幅広すぎて一概にはなんとも言えません。科学論、文化人類学、心理療法、学習理論、進化論、生物学、情報理論、芸術、遊び、サイバネティックス……もうなんでもありの玉手箱です。エリクソンの臨床知とベイトソンから生まれ出たダブルバインド理論の発想を受け継いだ二大賢人の弟子、ヘイリーが『戦略的心理療法』で見事なコミュニケーション理論を築いたわけです。ベイトソンのもう一方の弟子、ウィークランドもブリーフセラピーを作り上げた中心人物ですしね。ベイトソン流のコミュニケーションの分析・理解のやり方は見事の一言につきます。
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大ベイトソン。メタローグだけで文庫化したら、ファンも増えると思われる。