ドリフターズ(6) 通常版: YKコミックス (ヤングキングコミックス)
- 少年画報社 (2018年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785963446
感想・レビュー・書評
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紫はいいこと言うね、「さだめなどない、思考を自動化するな」と。
普通主人公が殉じようとしてるときには出てこないセリフよな。
ドラゴンに乗ったり、なんか最後に波乱があったりと楽しい巻である。 -
決戦、そして死戦の関ケ原。天下分け目の戦の決め手は、やはりなぞったかのような寝返りでした。
さぁ、再びの捨てがまり。
行く前の豊久のアオリがべらぼうによい。
「百代末まで童が語るど」「ゆかいな村祭りなんぞできるど」
煌びやかな装束や勲章がほしいのでなく、ただただ語り継がれるものになれればいい。村祭りで踊り語り継がれても、本当の豊久たちの姿は消え去っているだろうけど、そこにいたということが残れば。それが誉れである。
おお、かっこいいな。
自分自身が納得する死に様は、すなわち生き様。それを求めて戦い続けた土方の前で、とことん披露する豊久。
廃棄物になった根源を無遠慮についてくるからには、どうすべきか。豊久殺しても、虚脱するだけな気がする。
覚醒というか、復活するハンニバルと、戦場へ突入する菅野。
関ケ原じゃなかった、マモン間原の戦の終わりは、何の始まりになるんだろうねぇ。 -
文句なしに面白いんだが、6巻が出たのが2018年11月で、来月に7巻が出ると。なんだこの発刊のペース。続きが気になるのに。
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防衛戦。
ここにきて豊久の精神性を問われる展開になる。
功名餓鬼と自称するが、かつてとは違い立場的にも味方の精神的支柱としても大きい存在になった以上、自爆を選ぶ「思考停止」は間違いだというのが「魂を自動化するな」という言葉なんだろう。
計算しているのかどうかはわからないが、ほぼ一巻ごとにシークエンスが切り替わってるような構成なのはちょうどいいテンポで読みやすいなぁと改めて思った。 -
相変わらず、作品が発する熱量がすごい。
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本当に禍々しい敵が上手い。戦場の緊張感がやばい。台詞回しも絵もかっこいい。
光秀と信長とか、義経と与一とか、因縁的なのもワクワクしてたまらない。
豊の負ける気ないけど負けたらごめんの、しくじってないの、「であるか」とは何じゃだの、実に気持ち良い武者っぷりがかっこよくて。なんだろう、死に急いでいる、独特の死生観がなんかすごく魅力的だよね。
切腹したいって言ったり、断られたらそれはそれで合戦だから仕方ない、みたいな。
そんな豊に対する信と与一の立ち位置もすごくいい。全部かっこいい。