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- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788511118
感想・レビュー・書評
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不妊クリニックの人
人の古代の故郷、サバンナを無意識的に好む
貞淑そうな女性、処女を好む:自分の遺伝子を持たない子を育てるリスク詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の行動には、進化の歴史が潜んでいる。その具体例を様々な切り口で探っていく科学書。例えばマクドナルドが成功していて、現代人がダイエットに成功しない原因を、サヴァンナに暮らす人類の祖先であるホミニッド(猿人)の食生活に見る。そこでは動物の肉(タンパク質)と果実(糖分)が何よりも重要な栄養源であったから、今なおその誘惑から逃れられない。そして現代において食用に供される家畜の肉は、野生動物に比べて遥かに脂肪が多く、太りやすい。また男性が一般に若い女性を好み、隙あらば浮気をしようとするのも、遺伝子を残す確率を上げるために至極合目的である。もちろん女性がそれを拒んで、自分とどの子供だけに独占したいと思うのも合目的である。ただ最終章の「道徳と神」においては納得させられる回答はなかったように思う。
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