- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794223920
作品紹介・あらすじ
「愛される」ことではなく「愛する」ことが重要と説く、ヘッセの恋愛論ともいうべき詩文集。
少年時代の異性への淡い憧れ、青年時代のロマンチックな激しい情熱、壮年から初老にかけての
様々な女性たちとの性愛などヘッセの愛の遍歴が、短編小説、詩、随筆などの作品世界で表現される。
ヘッセの年譜と合わせながら、ヘッセの愛の境地を旅する一冊。
ドイツの出版社ズーアカンプ社の編集顧問であるフォルカー・ミヒェルスの編纂による。
「愛することのできる者は、幸せである。
私たちの魂に、魂自身の存在を感じとらせ、
魂自身が生きていることを感じとらせる私たちの魂の動きは、
どれもすべて愛である」(本文より)
氷の上で
遅すぎる(詩)
ハンス・ディーヤラムの修業時代
大旋風
私は女性たちを愛する(詩)
あの夏の夕べ
エリーザベト(詩)
美しければ美しいほど私には縁遠く思われた
そのように星辰は運行する(詩)
それがおわかりですか?
炎(詩)
私が十六歳になったとき
寒い春に恋人に捧げる歌(詩)
思い出
なんとこの日々は……(詩)
恋愛
たわむれに(詩)
人生の倦怠
愛の歌(詩)
四月の夕べ(詩)
アバンチュールの期待
ある女性に(詩)
昔、愛する男が……
私のよく見る夢││ポール・ヴェルレーヌのフランス語から(詩)
エーデットへのクリングゾルの手紙
稲妻(詩)
再会(詩)
恋する男(詩)
ピクトールの変身――童話
愛の歌(詩)
逸脱者の日記から
極楽の夢(詩)
愛の先触れ
愛(詩)
カザノヴァ
誘惑者(詩)
ダンスパーティーの夜
カーネーション(詩)
生活に惚れて
母への道(詩)
芸術の中の愛の変化
神秘に満ちた人(詩)
愛することができる人は幸せだ
呻きつつ吹きすさぶ風のように(詩)
沈思(詩)
戦争四年目に(詩)
平和を迎えてだ――バーゼル放送局の終戦祝賀放送に寄せて(詩)
感想・レビュー・書評
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