- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794225900
感想・レビュー・書評
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上巻に記載
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モンティホール問題に始まり、様々な実例を用いて、我々がいかに誤謬(非合理的な認識)を行いがちか、そしてそれがどういったことから派生するかが詳細に解説されいてる。
著者の広範な知識にはただ圧倒され、古今東西の心理学はおろか哲学・社会学の文献からの引用も多く、読んでいて学ぶところも多かった。
一方で訳の問題なのか、原文がそうなのか分からないが難解な部分や数式もあり、(これは私のレベルの問題であろうが)理解がおぼつかないところもあった。 -
https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/903431
千駄ヶ谷にもあります。 -
マイサイドバイアス、現実的マインドセット、神話的マインドセットの考え方は面白かったな。人の心底には、どうにも「非合理性」が居座っているのは事実だろう。
翻っても、噂話が自衛に大切だった時代から、ソーシャルメディアってのがこれを無責任なエンタメにしてしまった時代。そうは言っても、先祖返りせぬためにも、合理的な判断はより大事に違いない。
取敢えず、トランプさんが大嫌いなことはわかった。
結論が近づくにつれて本としての迫力は弱まった気がしたな。 -
大学での講義がもとと書いてあるが、もっとイラストが多くてもよかったような気がする。著作権の問題かもしれないが、グラフと表だけでは飽きてします。
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相関があるかどうかは散布図と回帰分析でわかる
因果関係があるかどうかは、ランダム化と自然実験から読み取る
ジョンロック「私たちが生まれながらにして自由なのは、生まれながらにして理性を備えているからである」
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第10章が「なぜ人びとはこんなに不合理なのか」で陰謀論とかバイアスとか「動機づけられた推論」とかの話やってて、この章だけでも読む価値がある。いくつかおもしろい話もあり。