「健康神話」を科学的に検証する: それホントに体にいい?無駄?

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 83
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794226280

作品紹介・あらすじ

「水をたくさん飲んで脱水予防」「カゼを引いたら抗生物質」
「骨粗しょう症はカルシウム不足が原因」「適量のお酒は健康にいい」・・・
その間違った健康知識が、あなたの身を危険にさらす!

本書は、健康にまつわるさまざまな「通説」を「健康神話」と命名し、その真偽を一つひとつ科学的に判定し、科学的根拠にもとづく健康知識を提供するものである。
検証で採用されている文献のほとんど全部が、海外の一流科学・医学雑誌に掲載された論文であり、企業がスポンサーになっていない(公正な)研究によって得られた論文である。よって本書が提供する健康情報は非常に信ぴょう性が高い。
幅広い健康情報を扱う本書を読むことで、良いサイエンスと悪いサイエンスを見分ける眼力が養われ、その眼力を用いて健康情報を自分で取捨選択することができるようになる。健康リテラシーが上がることで、あやしいサプリや医者に引っかからず、自分の健康を自分で守れるようになる。


01・バイ菌についての4つの神話
02・コーヒーについての6つの神話
03・チョコレートについての5つの神話
04・アルコールについての4つの神話
05・ビタミンサプリについての6つの神話
06・砂糖についての5つの神話
07・人工甘味料についての5つの神話
08・水についての5つの神話
09・がんについての6つの神話
10・抗生物質についての5つの神話
11・牛乳についての6つの神話
12・カルシウムについての5つの神話
13・肥満・代謝についての6つの神話
14・糖尿病についての5つの神話
15・瞑想についての5つの神話
16・ビタミンDについての4つの神話

感想・レビュー・書評

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  • 牛乳、コーヒー、ダークチョコレートは、健康のためにせっせと摂らなくて良さそう。大好きというわけでもないし、嗜好品として楽しもうと本書を読んで思った。怖いのは砂糖やカフェインの摂りすぎと中毒性

  • 健康にまつわる神話はたくさんある。
    10年前に正しいとされていたことが今日では否定されることが多々あるので、アップデートの為に読了。
    知っていることやなんとなく分かっていたことが多い印象。最近話題になっていた人工甘味料の発がん性についての章は興味深かった。この本に書かれていることも数年後には否定される可能性があるけれど、健康に興味がある人には良いかも。

  • 世にはびこる健康神話について、主に《海外の一流科学・健康雑誌に掲載された論文》によって真贋を検証していく本である。

    著者は薬学博士で、米イリノイ工科大学助教授(化学科)などを歴任してきた研究者。

    読み物として面白いし、目からウロコが落ちる指摘も随所にあって、ためになった。

    400ページ超の本で、幅広いテーマの「健康神話」が取り上げられている。
    とりあえず関心のある章だけ拾い読みするとよいかも。

    後半になるとネタ切れしてきたのか、「それ、健康神話でも何でもないだろ」というテーマが目立ってくる。

    たとえば、「瞑想についての5つの神話」「ビタミンDについての4つの神話」の2章は、著者が主張したいことを書いているだけで、『「健康神話」を科学的に検証する』という主旨からあからさまにズレている。

    「神話2 ビタミンDを摂取すれば乳がんの半数を予防できる」とか書いてあるのだが……そんな「神話」、初めて聞いたわw

  • 何かで見つけて読書。トップポイント?


    メモ
    ・人生において遺伝子が決める病気は1割未満

  • 健康に関することは、確実な正解があるわけでないので、正誤いろいろ語られている。自分の健康保持に活用できる、信憑性のある知識を得るために読んでみたい

    #「健康神話」を科学的に検証する
    #生田哲
    23/1/30/出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3LWnjJr

  • エビデンスを明確にした健康神話の「ウソ」「本当」。
    自分で嘘か本当か予想しながら読んでみると面白かった。大体において予想と同じだったのだが、レモン水は体に良い(著者は水100mlに対しレモン1個を絞るとか)ことや、食事だけでなく補助的にサプリを飲むことが大事だということには驚いた。

  • 適量のお酒は健康にいい、ゼロカロリー甘味料は太らない、ペットボトルの水は水道水よりも美味しくて体にいい…。巷に溢れる「健康情報」を科学的に判定、科学的根拠にもとづく健康知識を提供する。

    01 バイ菌についての4つの神話
    02 コーヒーについての6つの神話
    03 チョコレートについての5つの神話
    04 アルコールについての4つの神話
    05 ビタミンサプリについての6つの神話
    06 砂糖についての5つの神話
    07 人工甘味料についての5つの神話
    08 水についての5つの神話
    09 がんについての6つの神話
    10 抗生物質についての5つの神話
    11 牛乳についての6つの神話
    12 カルシウムについての5つの神話
    13 肥満・代謝についての6つの神話
    14 糖尿病についての5つの神話
    15 瞑想についての5つの神話
    16 ビタミンDについての4つの神話

  • 噂を信じてはいけませんね。
    牛乳、カルシウムなど摂取するものは最新科学を信じるべきなのでしょう。

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著者プロフィール

生田 哲(いくた・さとし)
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、生化学、医学、薬学、教育を中心とする執筆活動や講演活動、脳と栄養に関する研究とコンサルティング活動を行う。著書に、『遺伝子のスイッチ』(東洋経済新報社)、『心と体を健康にする腸内細菌と脳の真実』(育鵬社)、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(講談社)、『よみがえる脳』(SBクリエイティブ)、『子どもの脳は食べ物で変わる』(PHP研究所)、など多数。

「2023年 『「健康神話」を科学的に検証する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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