土曜日は灰色の馬

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 528
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967510

感想・レビュー・書評

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  • 最近一気に恩田エッセイを読んでいるせいか、同じ話にでくわす。

    とにかく彼女のエッセイ読んでると、翻訳ミステリとかSF、ホラー読みたくなるね。

  • ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなジャンルの物語を書き分け、多くの読者を魅了し続ける小説家・恩田陸さん。汲めども尽きぬ物語の源泉はいったいどこにあるのでしょうか!? ブラッドベリにビートルズ、松本清張や三島由紀夫まで、恩田さんが大好きな本・映画・マンガなどを大胆奔放に語る、ヴァラエティに富んだエッセイ集。

    大好きな小説、少女漫画、映画について。
    と帯にあるように恩田さんの好きなものについて語り尽くしたエッセイ集。

    なかなか読み終わるまでに時間かかりました
    なんてったって情報量がものすごい
    恩田さんのエッセイを読むたびに読書量に驚く
    しかもそれを(文章中にも読み返したと書いてあるのもあったが)細かく覚えていて、それでいて自分なりの分析を入れているのがすごい。深い
    その本や映画・漫画を読んだことはないんだけど、恩田さんが熱く語っているのですごく魅力的に見えてくる。 それらの作家から多大な影響を受けたのだな、というのもわかる(タイトルの付け方、引き…などなど)

    恩田さんのルーツを知れてよかった

    自分の読書量の足りなささ、読みの浅さには落ち込みますけど
    そしてまだまだ読まなければならない!と思う本が増えて困りましたけど

  • 恩田さんの本やマンガにまつわるエッセイ。読んでいると読書心をくすぐられた
    旅先に本は欠かせないというのに激しく同意。
    それにしても凄い読書量だなぁ。芥川龍之介や三島由紀夫など読んでみたいと思った。
    まずは、山田正紀と佐藤優を読みたいと思った。

  • 物語を紡ぐ小説家が物語について書いた本。物語への愛着と共に感じるのは、この人の視点が何となく怖いことだ。

  • 小説,少女漫画,映画の3章に分けられている。
    恩田陸さんのエッセイを読むといつもその読書量と知識量,そしてなにより感受性の豊かさに驚かされる。
    紹介されている作品は知らないものばかりだったけれど,エッセイの文体自体が好きなので楽しんで読めた。
    ただ個人的には本の紹介より著者の心情が多いエッセイの方が好みかもしれない‥。

  • しかしながら(わたしの)好きな作家が(わたしの)好きな本を好きなわけではないというのは面白い。彼女はどこかでホラー作家なのだろう。わたしはホラー小説はいまだかつて読もうと思ったことすらないよ…。

  • 藪の中の恩田版真相にニヤニヤしたり、三島由紀夫論に拳を握って頷いたり。
    恩田さんのエッセイはいつも半ば本の紹介も兼ねている様相なので、今回も読みたい本を書き留める用のメモ帳を片手に読みました。

    映画に興味が殆どないので最後の章、読めるかな…と思っていたのですが、普通に面白かったです。

  • 2011.12.24

  • 私が、恩田氏の書く物語に、すっと馴染む理由に共通するものが根底に流れているからなのだと再確認した。萩尾望都の漫画、レイブラッドベリ。勿論彼女の膨大な知識の一部でしかないが、あ、この感じは萩尾氏だな、とわかるときのニヤニヤ感。作家さんのエッセイを読むと、読書量がはんぱなくて読みたい本が増える(笑)

  • 「レベッカ」の主人公に名前がない理由に納得。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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