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- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796646017
感想・レビュー・書評
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約25年前の著者デビュー作を初めて読了。ちなみに著者の作品を読むのも初めて。
読み始めから1/4ほど読み進むうちは、ハードボイルド調の展開と文体に心地良く読み進んだものだが、半分ほど読んだあたりで「あれれ?」と。ひとつには、設定のディテールがあまりに古い...と云うか、その古さが邪魔になる。良い小説って、50年や100年を経てもなお、その古さを感じさせないモノ。それがこれほど邪魔になるのはいったい何故なんだろう?どうしてもやはりそれが著者の力量によるものだとも思えてしまう。そしてもう一つは、半分読んだあたりでもまだ全く物語が進んでいないズルズル感。そして案の定、その不安はエンディングで一気に表面化。たった最後の10数ページで、こんなにドタバタ物語を締めくくっちゃうの???みたいな。
続編もベストセラーだったそうだが、ぼくはもういいや。
同じ著者の作品も、よほどのことが無い限り、もう読みません。詳細をみるコメント0件をすべて表示