新装版・Cの福音 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796646017

感想・レビュー・書評

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  • 約25年前の著者デビュー作を初めて読了。ちなみに著者の作品を読むのも初めて。
    読み始めから1/4ほど読み進むうちは、ハードボイルド調の展開と文体に心地良く読み進んだものだが、半分ほど読んだあたりで「あれれ?」と。ひとつには、設定のディテールがあまりに古い...と云うか、その古さが邪魔になる。良い小説って、50年や100年を経てもなお、その古さを感じさせないモノ。それがこれほど邪魔になるのはいったい何故なんだろう?どうしてもやはりそれが著者の力量によるものだとも思えてしまう。そしてもう一つは、半分読んだあたりでもまだ全く物語が進んでいないズルズル感。そして案の定、その不安はエンディングで一気に表面化。たった最後の10数ページで、こんなにドタバタ物語を締めくくっちゃうの???みたいな。
    続編もベストセラーだったそうだが、ぼくはもういいや。
    同じ著者の作品も、よほどのことが無い限り、もう読みません。

著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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