のはなし にぶんのいち~キジの巻~ (宝島社文庫 C い 6-2)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796676441

感想・レビュー・書評

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  • コロナ騒ぎで、毎日、感染者の増える毎日に、最近やっと、少なくなってきているが、、、、まだまだ、外出自制をと、思っている。

    そんな時に、家の片隅に置き忘れて、未読の本が出てきた!
    テレビのクイズ番組でしか、余り知る事が、無かったのだが、、、、面白写真に、ついつい中身を読んでしまった。

    イヌの巻は、どこへ行ったのか?・・・・
    なかがきを読みながら、「な」行から・・・

    万引きの話から、冷蔵庫の話など、少し可哀相な話もあり、お笑いの話だけでなく、切ない思いも・・・
    100gの話など、、、私の小さい時は、数十グラム多かろうが、お店屋さんが、オマケしてくれたものである。
    小さい子供が居たら、端数が越しているのに、その上で、足してくれたオジサン、オバサンが、いたものだった。
    デジタル計量器では、其のままの値段であるのに、マーケットでも、グラム計算のまま購入しているのが、当たりまえになって、来ていて、この本の下りを読んで、そうそう・・・昔 オマケしてもらったものだった・・・なんて思い出しながら、「ん」の話迄、読んで、今や、黒電話のダイヤルを回すことも知らない世代になって来ていて、自分の歳を重ねたことを、つくづく感じてしまった。

    作者、伊集院光氏の 描き方も 失礼だが、面白かった。
    「ユニフォーム」の話では・・・・そして、カバーの著者の
    身長・体重、B・W・H、その上に靴のサイズまで、書かれた説明文を今まで見たことが無かった。
    カバーだけで、わらったのは、この本だけ。

    ホームステイで、面白い本に出合ったものである。

  • 少しも飽きずにながら見ができました。
    伊集院さんの考え方は面白く、私もいつか伊集院さんのように話したり、書いたりできたらいいなと思っていました。
    本書を読むとその特異な発想方法の一端が見えた気がします。
    とっても面白かったです。

  • 「のはなし」にぶんのいちの後編。謎の写真コレクションも50音順のタイトルで載っているので、タイトルをつけるのに大分苦労しただろうなぁ…という印象。あとがきでもそう書いてある。写真を撮っている姿とか、並び替えに四苦八苦している姿を思い浮かべると面白い。

  • 「ペットショップ」の話を電車の中で読んでいて、不覚にも泣きそうになりました。

  • 3冊持ってきて3冊めが終わってしまった。

    話が面白いせいだ。きっとそうだ。

  • やっぱり幼少期の話が面白かった。

  • 人に勧めてもらって読んだ。文章が読みやすくて面白かった。いつもテレビで見かける時も、面白いことを言っているのだが周りの反応が邪魔で集中できないでいた。その点、書籍はいい。誰の反応も気にせず読むことができてよかった。
    ちなみにこの本、前後編だったらしく、こちらは後編だった。とはいえ明確に続きがあるわけではないので(エッセイ本)、内容に支障が出るわけではない。

  • -108

  • これは単行本で読んだんだけど、文庫版は二分冊になって、カラーページが追加されているではないか。そのカラーページがすごくくだらなくて良いなあ。VOWとはどこか少し違ったテイストで楽しい。

    私は総じてお笑い芸人さんがちょっと苦手。加齢と共にお笑いポイントがわからなくなってるってことなんだろうが、特に攻撃的な芸風の人がダメだ。でも、どういうわけか伊集院さんは好き。結構下ネタや乱暴な話もあるんだけど、圧迫感がないというか、気に障るところがないというか。おしゃべりも文章も気分がいいなあと思う。

  • 伊集院光さんのエッセイ第二弾。テレビのクイズ番組で見るだけの人だったけど、憎めないやんちゃな子ども時代の話、苦労の落語時代の話、ほのぼのした家庭の話、身近な荒川区出身で(しかも多分西尾久)あることも相まって一気に親近感が湧いた。
    話によって当たり外れがない、短いのにオチがどれも良い。イヌの巻の方が写真集は良かった。

    「寝言」「乗り過ごした!?」の2つと「ビョンビョンぱっちん」が良かった。

  • 何度か出てくる楽太郎(今は円楽)師匠との距離感とか、やりとりの話が好き。あとお父さんとの話が好き。
    面白いなぁ!

  • 2017.3.7読了

  • こんなエッセイ集を、今まで誰も読んだことも見たこともないはず。

    伊集院光がメールマガジン用に書いた、たくさんのエッセイの中から爆笑!感動!鳥肌!話を
    厳選ピックアップ。

    さらに今回、文庫本にあたって伊集院光撮影の「謎の写真コレクション」を特別に大公開。

    どこから読んでも楽しめます。

    **************************************

    伊集院光の師匠が、三遊亭楽太郎(現在の三遊亭圓楽)なんて知らんかった。落語家さんやってんな。

    何でも知ってる雑学王で、誰にでも優しい印象しかなかった。
    この本を読むまでは。

    この本はすごい。
    自分の事、師匠の事、奥さんの事、身近な出来事や失敗談など、いろんな経験をおもしろおかしく書かれてる。

    って言うか、全部実話やから、おもしろおかしく書いてるんじゃなくて、純粋に面白いってな感じ。

    TVでは決して見ることのないほんまの伊集院光を、この本にはいっぱい詰まってる。
    面白ろかったー。

  • 伊集院さんのエッセイ第二弾

    相変わらずラジオの小話を聞いてるみたいで楽しかった。

  • 「のはなし」を文庫化する際に二つに分かれた作品です。
    伊集院節炸裂の短いエッセイが盛りだくさんです。
    僕はトイレにおいています。クソのお供にどうぞ。

  • よかった。奥さんと仲がいいね。

  • 16

  • 伊集院光のエッセイ集、文庫版。子供時代のディティールが細かい話などは世代は違えど「似たようなことやったわー」と思い出させてくれる。また、「イヌの巻」「キジの巻」には、著者が撮りためた「謎の」写真が載っている。「たこやき屋の『タコ』イラストコレクション」「歯科医の看板の『歯』のイラストコレクション」など、見てクスっと笑える。たまにくる真面目な話がまたいい。

  • 最初に断っておきますが、ミスチル桜井さんは、伊集院光のラジオのヘビーリスナーだとか。

    で、伊集院光のエッセイを読んでみました。

    『のはなし にぶんのいち~イヌの巻~』
    『のはなし にぶんのいち~キジの巻~』

    自分、どっちがどっちなのかちゃんとわかっておらず、キジの巻から読んじゃったんですね~。
    でも、だいじょぶ。
    どっから読んでも楽しめます。


    等身大の目線で読めるのがすごくイイ。

    なんだか遠回しな言い方ですが、分かりやすい例えを出せば、村上春樹の小説を等身大で読める方はなかなかいないでしょうってことです。

    教養とか学歴とかとっぱらって、のべーんとした気持ちで臨める、ある意味究極の癒し系だと思いました。
    凡人の自分の人生にもぴったり寄り添ってきてくれるエピソードが満載なんですね。
    背伸びせず、かるーく楽しめる、その点ではかなり秀逸です。
    謎の写真コレクションもおもしろ。まんまとくすぐられました!

    エッセイって普段読まないのですが、なかなかいいんだな~と嬉しい発見です。
    ことこの本に関しては、特別なエピソードって感じじゃないんですよね。
    自分の人生を探しても、どっかに似たようなのが転がっていそうなエピソードがいっぱいあって、好感度高し。
    でも、そう考えるとやっぱり書き手の手腕ってすごいなって思う。
    私も自分の何気ない日常をこんな風におもしろおかしく書いてみたいよ~っ


    電車の中で思わずにやけてしまう本です。
    にやけが止まらなくて、焦っちゃったもん。

    肩の力をほへーんと抜きたい方へ、おすすめします。

  • 伊集院節が文章でも炸裂!どれもこれも面白かった。

    私のお気に入りは、「寝言」と「雪」の話だ。
    「寝言」の話は、不条理劇と呼んでも差し支えない。笑える奇譚だ。
    「雪」の話は、雪をめぐる二つの体験談だ。ストーリーテラーとしての才能を存分に味わえた。

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著者プロフィール

1967年生まれ。84年に三遊亭楽太郎(現・六代目三遊亭円楽)に弟子入りし、落語家・三遊亭楽大として活動。87年ごろから伊集院光としてタレント活動をはじめ、「伊集院光のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)といったラジオ番組のパーソナリティをつとめる。2012年よりNHK Eテレ「100分de名著」に出演。『世間とズレちゃうのはしょうがない』(養老孟司との共著、PHP研究所)、『名著の話 僕とカフカのひきこもり』(KADOKAWA)などの著作がある。

「2023年 『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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