アリアドネの弾丸(上) (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796698542

感想・レビュー・書評

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  • まさに海堂作品!といえる本作では、過去の海堂作品で取り扱ったキャラクターたちが一堂に会する。
    それぞれの思惑がエーアイセンター設立に密接に絡み合い、何がどうなることで利益を得るのかがわからない状況でスピーディーに状況は変化していく。
    早く早くと気が逸る本作、続きが気になるところです。

  • 相変わらずの濃いキャラクター達の議論の応酬や、新たな人物、過去の人物が入り乱れて面白くはあるのだが、如何せん前の話を引っ張り過ぎて思い出すのに疲れるというのもある。でも、それがあってもなお先が気になって読むのがとまらなのが、バチスタシリーズの魅力だと思う。下巻も楽しみです。

  • 話のテンポとかは良く、さすが人気の作家さんだと思います。
    ただ、このシリーズは「論理的に理詰めで議論に勝つ!」っていうのが、バトルの主軸にあるようなのですが、肝心のロジックの中身にちょっと無理のあることが多いです。
    なので、最後まで読んだ時に、それで勝ったことになるの?って感じてしまい、なんか後味が悪くなってしまったのが残念です。(変にロジックロジック言わなければ、普通に読めると思うのですが、強調されるので余計に粗が目立つ気がします)

  • 前作である「イノセント・ゲリラの祝祭」や「極北クレイマー」などから引き続いて医療と司法との関係性について言及している。
    更には、田口・白鳥シリーズ以外での物語も集約されつつあるような匂いが…

    物語自体はまだ前半だからなのか、前置き部分が多くて若干まったりしてる感じが。。。。
    …白鳥もまだまだおとなしいし。。。
    ま、ここからは一気に盛り上がるコトを期待して下巻へ!!

  • ドラマを見てからだったので宇佐見さんがまさかの龍馬口調と知らずどうしても笑いがこみあげます、おとされちゃうなぁ(笑)グッチーは面倒事をよけることだけしてきたけど島津さんすら病院長に頼まれれば交換条件くらい出すらしいのに抜けてるグッチー。おねだりは下手なところが可愛かった。

  • テレビドラマで先にオチを知っていたのに、おなじみの登場人物達は相変わらず濃く、それだけでも十分お腹いっぱいになった。
    次で同シリーズは終了らしいが、もう少し続けて欲しいな。

  • 正統派?なミステリーの色濃い巻でした。結構好き。

  • 原点に返ったという事もあり、『チームバチスタの栄光』を初めて読んだ時の気持ちで読めた気がします。素人には医療業界のゴタゴタはかなり分かりにくい・・・。そういう話も必要でしょうが、ミステリーに絡めると疲れていたので・・・。
    MRIなど受けた人も多いのでイメージしやすい殺人現場になったかと思います。
    次回につながる人物がおり、この話で必要であったのか?と登場人物の出し過ぎでもうちょっとシンプルな構成で謎解きに集中させても良かったのでは?と思い評価の★を減らしたところです。

  • 次作のケルベロスの肖像でシリーズが完結するということもあってラストに向かってひた走っている感じ。

  • 2012年09月 03/70
    バチスタシリーズの第何弾かは忘れたましたが、文庫の新しいもの。ホードカバーの方では完結してしまったようです。まだいくつか読んでないのがあるので、タイミングを見つけて読もうと思います。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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