銃の科学 知られざるファイア・アームズの秘密 (サイエンス・アイ新書)
- SBクリエイティブ (2012年1月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797364125
作品紹介・あらすじ
世界各国の警察や軍隊では、さまざまな銃が利用されています。狩猟が盛んなカナダや永世中立国のスイスでは、一般家庭に銃があるケースもめずらしくありません。本書では、科学的に銃を見つめ、銃の基本から、銃に使われる弾薬の話、さまざまな銃の仕組み、打ちだされる弾の弾道まで、ていねいに解説。
感想・レビュー・書評
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●ライフルとは銃の中の緩やかに回転している数条の溝をいう。この回転を与えないと弾丸は真っ直ぐ飛ばない。
●ばねでブレる火打石銃より火縄銃の方が命中する。
●ミニエー弾の発明。いきなり三倍の命中率。1830年リボルバーの発明。
●日露戦争で、苦しめられたマキシム型機関銃。日本はホチキス型をベースに開発。
●突撃銃ak47 アメリカm16 自衛隊89式小銃
●軍用の普通弾はフルメタルジャケット。狩猟用の弾はソフトポイント弾で、先端で鉛が露出。命中するとキノコ状に潰れて広がり、大きな傷をつくります。だから戦争でダムダム弾を使うのは国際法上禁止されています。
●良い銃は木の部分の値段のほうが高い。クルミが良い。
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なかなか興味深かった
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銃の歴史、種類。弾薬の構造、装填、発射についてのメカニズム。弾道についての簡単な解説と銃についての基本的な事項を知ることができた。
弾道についての項では他の方のレビューにもありましたが、発射された弾丸が1秒で9.8m落下するとの記載があったのが気になりました。自由落下の場合、変位は1/2gt^2より4.9mだと思うのでケアレスミスかと感じました。 -
新書文庫
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同じく図書館で。図版が多くパラパラ読めた。機械工学の、ひとつの極値ではある。
エアライフルで狩猟は面白そうだ。 -
現代人に必要な銃の知識をひと通り。
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wikiにもあるような銃に関する知識を書いた本。
解説書という体なので、特に筆者が言いたいことなどは書かれていなかった。
論評点は特になし。 -
銃の歴史から各種銃器の区分と特徴まで。さすがに新書で銃の全てが網羅できるわけもなく、要所を抑えられればと思ったのだが、どうにも中途半端。1ページ1セクションで図も多くてわかりやすいのは良いが、トピックのチョイスに網羅感がなく、ページごとの繋がりも悪くていまいちノリきれない。主題の『銃の科学』は勿論、副題の『知られざるファイア・アームズの秘密』もちょっと大言壮語だろう。『銃と弾丸の四方山話』がいいところか。
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20120510st