一気に同時読み! 世界史までわかる日本史 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388770

作品紹介・あらすじ

「日本に仏教が伝来したころ、インドでは0の概念が発見された」
「大化の改新が始まったころ、ササン朝ペルシャが滅んだ」
「応仁の乱が起きたころ、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた」
「秀吉が関白になったころ、イギリスがスペインの無敵艦隊を破った」……

そもそも日本史と世界史は学校では別々に教えられ、本も別であり、
一般にはこのように並列で見て理解する機会はあまりありません。

でも、日本史と世界史は同時並行に進んでいるものであり、
近代以降はその観点から歴史は解説され、多くの人もそう理解していますが、
近代以前になると、そういう観点での理解が欠けています。

そこで必要になるのが「世界史の一部としての日本史」です。
つまり、日本史と世界史が同じ時代を並行して歩んでいるという「時代感覚」です。
これをもって歴史を眺めれば、理解が深まり、視野が広がっていきます。

歴史を同時に「ヨコ」で見ることで、浮き上がってくる意外な事実はあります。
世界中が同時に動いているということを実感できる時代に住んでいる現代人にとって、
近代以前の歴史もグローバルに見ていくことはとても大切なことです。

この本は「同時に学び、理解する」をテーマに、
日本史を揺るがした40の出来事・事件を「精選」。
それと同時期の世界史の主要なトピックスも並列して
つながりもわかるよう「解説」します。

本書を一読すれば、「歴史の同時代感覚」をつかむことができ、
各時代のグローバルな歴史が、
まるでドラマを観るようにわかりだすこと間違いなし!

感想・レビュー・書評

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  • 2018.2.4 amazon 800-400p

  • 日本は世界の一部なのだから、世界史の大きな流れの中に日本史の出来事がどのような位置づけられるのかとか、世界史の出来事と日本史の出来事がどのように関連するのか…的なことが書いてあるのかと思ったら、日本史と世界史を交互並列に解説していくだけ。また、あくまでも日本史メインなので、世界史のほうは端折られている内容もあったり。
    それでも、ざっくりと同時代に起きたことをつかむ分には役立たないわけではないので、☆は3つにした。

  • ●狩猟採取の縄文人と、農耕の弥生人では、幼児死亡率、平均寿命などで差が出る。
    ●アリーの直系男子にこだわるシーア派と最初に分かれたハワーリジュ派。以外をまとめてスンニ派と呼ぶ。
    ●イスラムの英雄、サラディン。イラク生まれのクルド人。武人から一国の王に。日本の平清盛もそうだ。共に12世紀。
    ●織田信長とカール五世。ハプスブルク家当主、スペイン王カルロス一世。みな信頼していた部下に裏切られた。

  • 面白い。歴史についてはまったくわからないので、この本のような形でざっくりとした流れを掴み、だんだんと細かい部分を学んでいきたい。

  • <目次>
    はじめに
    第一章 古代よりアジア世界からの影響を受けてきた日本
    第二章 花開く日本の平安文化と世界宗教の広がり
    第三章 中世世界を席巻したモンゴルに対峙し揺らぐ日本の武家政権
    第四章 室町幕府の盛衰と大航海時代の到来
    第五章 膨張するヨーロッパ社会と日本との交流
    第六章 行動的なヨーロッパと鎖国体制をとる江戸幕府
    第七章 ヨーロッパの帝国主義と開国へ転換する日本
    その後の世界
    日本は内乱を経て近代化に進み、二度の世界大戦を勝利に導いたアメリカに対する勢力も登場

    2017.01.07 新書巡回・予約
    2017.04.02 読書開始
    2017.04.06 読了

  • たった222ページで日本史と世界史が総ざらいできた。気になる単語はマーカーを引いてウィキペディアで詳しく読む、を繰り返すと良さそう。
    一見、年表の羅列のように見えるが、要点は押さえてあってなおかつこれだけ簡潔に書くのは至難の業ではないか?また、著者の歴史の見方としては人口規模・流動性が常に意識にあるように感じられた。
    イスラム周辺の歴史については、十分な記述があったと思うが、それでも自分の頭には(日本人には?)知識として馴染んで来ないと感じた。

  • 本屋で300円オフしていたから購入した本。自分が世界史が弱いところがあるから、購入したというところもあるが、世界史と日本史を同時代感覚で捉えていく手法はよいものの、どうしても何かどちらも薄さを感じてしまった。

  • 中高の日本史と世界史の教科書を新書サイズに収めた印象。
    何度も読み直して歴史の流れを身につけておきたい。
    現代史も学ばなければ。

  • 日本史・世界史の教科書からいくつか抜き出して、時系列に並べただけで、飛び飛びで年表説明しているだけ。これでは各々の歴史の流れがわからないし、関係説明も不十分。同時代に日本と世界で何が起こったのかが少々わかるだけ。これなら各々の教科書を自分で読み比べたほうが有益。
    企画としては面白いのだが、失敗作のように思える。やはり日本は辺境国なので、古来から中国・朝鮮とは多少の関係はあるものの、欧米との関係は明治以降であるので仕方ないのかもしれない。それにしても世界史はややこしい。他方、日本史の記述はあまりにも省きすぎな印象。自分の知識の偏りが原因かもしれないが。

  • 人類誕生からトランプさんが大統領になるまでを、日本史と世界史を大まかに交互に説明した一冊。
    読むとニュースの見方も変わるかも?

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著者プロフィール

歴史作家

「2023年 『いっきに読める史記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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