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- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798701455
作品紹介・あらすじ
最初期に編まれた経典・スッタニパータから、ブッダの教えにせまる核心と日常生活における心がけや実践にかかわる部分を抄訳。
覚者・ブッダから、貪欲な人、怒りっぽい人、迷っている人、愛しすぎる人、快楽に弱い人、苦しみをかかえた人への最良の処方箋。
感想・レビュー・書評
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今枝訳は読みやすい。あっさりしている分だけ香りが失われているような気もするが、ブッダの教えを学ぶには格好のテキストといってよいだろう。特に他訳と厳密な比較をすることはしていない。意味のつかみにくい箇所だけ参照する程度だ。言葉や表現の違いを調べるよりも、そのまま読んで何を感じるかの方が大切だろう。
https://sessendo.blogspot.jp/2016/05/blog-post_22.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代に通じる警句も
「武器を手にすることにより恐怖が生じる」
「知識、戒律、道徳を規準に見解に固執してはならない」
「自分の利益のみを求める人は汚らわしい」
「荒々しい言葉を語り、他人を苦しませ、悩ますことを好み、獣のようにふるまうなら、生活は悪くなり、汚れが増す」
「自分を他人と等しいとか劣っているとか優れていると思ってはならない」
「利益を求めない友は得がたい」
執着を捨てることに尽きるようで、その点は何度も何度も繰り返される。読みどころはむしろそれ以外のところかも。
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