円高・デフレが日本を救う (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799316351
作品紹介・あらすじ
アベノミクスとは何か?「超金融緩和」による株高、円安、国債市場の混乱であり、景気刺激の先食いによるコストとリスクの先送りだ。この二年で、戦後積み上げてきた日本の国富の三分の一が吹き飛んだ。今後、経済はコストとリスクを支払う局面に入る。危機などどこにもなかった経済は、無謀な政策により、危機に陥る危機となってしまったのだ。しかし、日本経済は絶望的ではない。政策は悪いが、日本経済自体を悲観する必要はない。間違った政策を取り除けば、日本経済は自ずと力強さを少しずつ回復していくのだ。本書では、アベノミクスという経済政策の誤りを論じ、アベノミクスに代わる「他の選択肢」を示す。
感想・レビュー・書評
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デフレが原因ではなく、将来への悲観論が需要を弱くした。
デフレスパイラルが起きるのは金融市場。
円安による輸入品価格の高騰がデフレから脱却させたが、それは間違い。円安で原油価格が上がってしまうから。
期待インフレ率に働きかける=金利に働きかける。
右上がりの設備投資はにほんではありえない。
GDPを成長の検証には使わない。
円安を止めることが代案=異次元緩和からの身長な途中下車。
通貨価値は交易条件の基礎。通貨高は経済の厚生水準を高める。
新興国の台頭で、通貨の意味は変わった=これから通貨が高くなると思われる国に投資される。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
円安は国を疲弊させる確かにその通りな気がする。株価が上がっているのに全く生活が豊かになっていない。原因が分かった気がするが、確認する術がない。円高の時にも生活は豊かではなく何が原因なんだろう…
しかし政府が主導する政策はバラマキだけで必要なものが無い気ものが多いのも事実。
教育、年金、医療制度が間違っているのは正しいと思うがではどうするのか良いのか⁇年寄りばかり得する社会を正さなければ日本は終わりだと感じた。 -
以前、円高で経済破綻した国はないと読んだ。本当のところ現在の経済はどうなんだろう?プロが考えた経済政策をプロが批判。素人にはよくわからない。
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円高デフレがいいのはやはり条件付きだと思った本。
本の中で言及されている通り、極端なインフレや円安がいいわけ無いです。かといって逆に極端なデフレや円高がいいわけでもないと考えました。
この本では加熱しすぎた時の「冷ます」戦略の重要性が説かれていて、確かにそれも大事です。現日銀総裁の黒田さんはそのへんのこともバランスよくやってくれそうな気はしています。
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http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4922732.html -
一読で全てを理解することは当然出来なかったが、目から鱗のような読後感。これがすべて正しいと安直には思わないけれど、普段何気なく疑問に感じていたことに自分なりの納得を見つけられた気がした。
なぜ経済成長=GDPなのか。
なぜ日本経済はちっともよくなってる気がしないのか。
アベノミクスは成功したのか失敗したのか。
求人はあるのに就職難を感じる現状とは。
もっと広い視野で物事を見据えていかねばならない。 -
成熟社会とは、経済を最優先しない社会である。
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本当かどうかわからない。悔しい