ビジネスパーソンのためのスウェーデン式会計力のレッスン
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799316474
作品紹介・あらすじ
ビジネスと会計のメカニズムが、経理・財務以外の人でも無理なく理解できる!多数のグローバル企業が採用、250万人のビジネスリーダーが学んだ人気研修テキスト、ついに書籍化!
感想・レビュー・書評
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"財務体質改善に向けた可能性を探るヒントがちりばめられている。
薄い本だが、図解でわかりやすく記載され、ビジネスマンが仕事をするうえで押さえておくべき指標がよくわかる。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネスと会計のメカニズムを、会計が専門ではない人にわかりやすく解説する書である。図表が多く、すらすらと読める。IBM、GE、IKEAなどのビジネスリーダーが受講するビジネスファイナンス・プログラム(スウェーデン・CELEMI社)のテキストを基にしている。
P a r t.1 全体像をつかむ
1 すべては価値を生むために
2 基本となるシンプルな考え方
3 出ていく価値と入ってくる価値
4 資産―どのような形でどこにあるのか
5 工場・設備に関する年間費用
6 資産の持ち主は誰?
7 ビジネスの全体像―ビジネス・ファイナンス・モデル
8 キャッシュに注目
9 キャッシュフローのおおまかな全体像
P a r t.2 会社はうまくいっているか?
1 ビジネスの成果を測定する
2 過去の検証:財務諸表の分析
3 過去の検証:業績は伸びているのか、悪化しているのか
4 過去の検証:業績評価EBITあるいはEVA
5 未来の展望:将来の収入の現在価値
6 未来の展望:将来のキャッシュフローに注目する
7 バランスシートに表れない高価値資産
8 バランスト・スコアカード
P a r t.3 可能性を探る
1 引くべきレバーを探す
Case.1 :製造業―営業利益に注目
Case.2 :製造業―キャッシュフローに注目
Case.3 :サービス業
Case.4 :小売店舗
Case.5 :商社
2 改善の機会を特定して正しいレバーを見出すために
売上高―提供される製品やサービス
売上高―メッセージは顧客に届いているか
売上高―顧客満足度
売上原価―原材料や部品の購買
売上原価―原材料の活用
売上原価―労働力の活用
販売費及び一般管理費―機械・設備の活用
販売費及び一般管理費―その他すべての費用 -
ものすごくシンプルに説明してくれているので、小学生でも読めそう。
会計的なデータ(価値の結果)がどう動くか、そのドライバーとなる要素をまとめたパート3からがこの本の価値ある部分。
KPI連鎖、バリューチェーンというか、影響要因の連鎖をきちんと識別できれば、何を改善しないといけないか、監査ではroot causeの探求にあたりますが、これが各現場現場でできるようにならないとですね。
「達成したい目標を理解していることと、そのための手段を理解していることはまったく違う」
この言葉は、ある意味、手段の理解(あるいは手段の開発、構築)が非常に難しいというか、簡単ではないことを意味してます。手段を考える。そうです、考えないと出てこない。 -
B/SとP/Lの成り立ちと関係性を示すビジネスファイナンスマップがわかりやすい。日本の簿記、会計では見ない図式。
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ざっと会計のイメージを理解するののは向いていると思う。
ただ、海外の企業である研修用に使われていたものを本にまとめたものなので、少し日本の会計基準と異なっている内容が書かれている部分がある。
会計を理解できていない人には十分な内容だけど、会計関係の勉強したことがある人にはオススメ出来ません。